本屋さんでは数多くの雑誌が並んでいますが、そのタイトルデザインに目を向けたことはありますか?今回は雑誌のタイトルデザインからフォントのもつ効果を見ていきたいと思います!
〈ふぉんとの与える効果〉
宝島者の女性誌『CUTIE』は惜しくも昨年廃刊してしまいました…。廃刊が近くなった2000年代には何度もタイトルデザインを変更しています。
今回はその変遷からフォントの効果に着目します!
【創刊号】
縦長のフォントがモードな雰囲気!当時は10代のクラブキッズをターゲットにしていました。
【1989年】
vol.6でiの字が波打ちるなど少し変化します。
個性的な裏原宿の雰囲気がプンプンしますね!
【90年代】
iの字のまるの中に花がデザインされサイケデリックな雰囲気が、イタリック体(斜めにすること)によって古着など、少し人とは違った青文字系雑誌らしさが出ています。
『CUTIE』全盛期です!
【2000年】
文字の幅が統一ではなくなり、カーブが強調されたデザインに。
イタリック体ではなくなり「ナチュラルかわいい」感が出ました!
【2008年】
対象とする層がより若く!これによりタイトルの雰囲気もよりカジュアルに、可愛らしくなります。
iの字にデザインされていた花はなくなり文字のアクセントが大きくなりました。
【2014】
Cの字の中にも書かれているように「一番おしゃれなガーリーマガジン」というテーマが加えられます。
今までのストリート系から一気にガーリー系へ!線が細いので上品な雰囲気が漂い、アクセントのはっきりした文字はとても女性らしいです。
【2015】
文字のアクセントがなくなりました。
字間が広く取られるようになり、ミニマルなかわいさが漂います。
いかがでしたか?
「15年間でこんなにもタイトルデザインが変わった雑誌はないのでは?!」
と思うほどですね。
しかし、タイトルのデザインは中身の方向性を伝え、大事な役割をしていることを理解していただけたのではないでしょうか。
〈まとめ〉
CUTIEのタイトルデザインの変遷は時代の流れも知ることがきましたね。
皆さんもイベント、「ふぉんとのはなし」にきてくだされば、さらに詳しいお話を、わかりやすく知ることができます!
来場者の皆さんには使えるお土産もあるので是非きてください。お待ちしております!