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早稲田リンクス>Freshman's Square2006>コンテンツ>授業ナビ2006
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――実際に飛び込んでみないとわからないということですね。 そうですね。確かに、本では色々勉強できます。しかし、自分自身で経験しないと理解することは出来ません。例えば実際に厳しい現場へ行ってみると、そこで見る子どもたちの目の輝きは何とも言えないんです。しかし、日本にはそういう輝きがちょっと少なくなっています。あまりにも豊かになりすぎていて……。豊かで平和なことは本当に幸せなことですけどね。そんな中で、私たちが見失ったものもあるんです。豊かさの中でどっぷり浸かって生きている人間と、ぎりぎりの状況で精一杯生きている人間の違い。それを肌で感じてもらえればと思っています。 ――では、世界遺産を見学することはどのような意味をもつのでしょうか? 世界遺産といっても、ヒンズー教、イスラム教、さらにはキリスト教の世界遺産にも行きます。ここで面白いことに気づくでしょう? ひとつの文化圏の中に、三つの宗教が共生しているんですよ。実際にイスラムの世界遺産はヒンズー教の遺跡をつぶして作っていて、その廃材や、またデザインなども利用しているんです。これはびっくりですよね。まさに、インドの懐の深さが感じられます。他の文化を完全に否定していないんですよ。宗教や文化の対立構造が見られる状況の中、イスラム教とヒンズー教、さらにはキリスト教の三者の世界遺産を融合したインドは非常に重要な役割を担っているんです。このような文化の融合を見て、いかに文明間の対立を乗り越えていくのかを皆さんに学んでほしいと思っています。 ――最後に、現代の学生に望むこととは? インドや中国の経済成長は目まぐるしく、五十年後には日本を抜くといわれています。そして、アジアとの交易も活発化していくでしょう。今後アジアとの共生が強まっていくことは間違いないと思います。だから、学生には欧米圏だけでなく、アジアにも注目してほしいんです。そして、人生において経験は本当に大切です。社会に出るとまとまった休暇も取りにくいので、大学生のうちに色々な経験をしてもらいたいと思っています。また、平成18年度は研修先をインド、またはカンボジアを考えたいと思っていますので、興味のある方は、ぜひ参加してみてください。
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