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関根由佳さん

学習院女子大学。タイ・ラオス・カンボジア・アフガンの子供たちの教育支援をしている日本のNGOの広報課にボランティアで通い続けるうちにカンボジアという国に興味を持ちはじめ、来月9月からカンボジアに2週間滞在する予定。

 
 


 

授業開始!


 か・・・かゆーいっ!

 朝起きたら、足の甲に何やらプツプツした湿疹ができていた。一体なんだろう?蚊に刺されたときよりも、奥の深いかゆさ!いくら布団を干してもなかなか減らないダニ。今後10日間、私はこの憎きダニによって苦しめられるのだった・・・(笑)。

 そんなこんなで、朝の6時にダニのかゆさで目が覚めてしまった私。しかも慣れない環境ということもあり、バッチリ目は覚めている。隣で友人はぐっすりお休み。

 「うーん、まだ朝6時だしなあ。何しようかな」

 それにしても朝6時だというのに、下のほうがなんだか妙に騒がしい。そう、実はカンボジア人はとっても早起き!下が騒がしいと思ったら、なんと朝6時から早速学校が始まっていたのだ。顔はスッピン、ちょっと寝癖のついた頭のまま下へ降りていった(教室の上がボランティアスタッフの寝床になっています)。

 「オハヨウゴザイマース」昨日アイスを買ってくれたヤングボーイが話しかけてきてくれた。一階の入り口付近の椅子に座って何やら日本語のテキストを開いている。前回話したが、このヤングボーイと呼ばれる男の子は三人いて、学校の事務作業を手伝いながら、ここで学生もしている。他のヤングボーイ二人は外で生徒が乗ってくる自転車の駐輪場整理をしている。

 そのヤングボーイと一緒に朝ご飯へ。徒歩1分くらいのところにある小さな食堂。今朝は「豚ご飯」。ご飯の上に砂糖醤油で煮込んだ豚肉とゆで卵をのせただけのシンプルなご飯。でも話を聞いただけでもなんだか美味しそうだと思わない(笑)?勘定は一人1500リエル(約45円)。

 それにしても、みんな勉強熱心だ。朝からこうやって日本が運営しているNGO学校にきて、日本語を勉強している。そしてみんな積極的だ。私が校門の前でぽーっとしていると、次から次へと生徒が話しかけてくる。とにかく日本人と、自分が勉強した日本語を使って会話をしたくてたまらないようだ。

 「センセイ、イツ カンボジアニ キマシタカ?」
 「カンボジアハ タノシイデスカ?」
 「センセイハ ナンサイ デスカ?」

 こういった質問は可愛いものだけど、たまにこんな質問をしてくる生徒も。

 「センセイ コイビト ト ナニヲ シマスカ?」

 明らかに顔がにやけてる(笑)。このへんは、日本の中学生と大して変わらないなあと思った。男子生徒に囲まれていると、何やら見覚えのある男の子がやってきた。そう、昨日空港に来てくれた27歳?の生徒だ。彼は今までコンビニの店員として働いていたものの、経営不振で倒産。無職になってしまったそうだ。そんな彼が「アシタ ヨイトコロ ニ アナタ ヲ ツレテイキマショウ」と。どうやら明日市内を案内してくれるらしい。私は明日、彼と市内観光に行くことを約束した。

 午後は一つ授業を受け持つことに。カンボジア人の日本語先生のアシスタントである。主にカンボジア人の先生は文法を説明、私は発音練習といった感じだ。

 「ちゃんと私の発音に後についてきてくれるかな??日本だと結構みんなしらけてるしなあ。

 そんな心配をよそに、みんなしっかり私のあとについてきてくれる。ちなみに今発音しているのはひらがな。ひたすら私が「あ・い・う・え・お」と叫ぶ。生徒の年齢層は広く、大体18歳から30歳くらいまでだろうか。中にはお坊さんまで。お坊さんが一生懸命日本語のテキストをじーっと見ながら発音練習に精を出す姿はなんだかとても新鮮だった。それと同時にお坊さんにも語学を学ぶ意志みたいなものがあるんだなあと思うと、なんだかちょっと感動。

 その日の夜は、昨日の食堂でご飯と牛肉と野菜炒め、サバの煮込みを食べる。値段は2500リエル(計算は自分で★)。水シャワーを浴びて日記を書いて、さあおやすみ。明日は生徒(27歳の彼)と市内観光。楽しみだ。さて、今夜はダニのほうは大丈夫だろうか。。

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2003.9.10