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関根由佳さん

学習院女子大学。タイ・ラオス・カンボジア・アフガンの子供たちの教育支援をしている日本のNGOの広報課にボランティアで通い続けるうちにカンボジアという国に興味を持ちはじめ、来月9月からカンボジアに2週間滞在する予定。

 
 


 

写真で見るカンボジアのお盆。


私がカンボジアを訪れて間もなく、カンボジアのお盆を迎えることになった。お盆ということもあり、生徒もまばら。今日は暇そうだ。そこでスタッフから一緒にお寺に行きましょうという提案に賛同し、プノンペンの外れにあるお寺へ・・・。その前にやっぱり朝ご飯。

道路の真ん中を歩いているのが私。この日の朝は近くのラーメン屋へ。「クイティアオ(ラーメン下さい)」と片言のクメール語で注文。牛肉ともやしとネギが入ったラーメン(約40円)を食す。その店にはカンボジアでは珍しく、なんとケーブルテレビが!ベッカムが映ってました(笑)
滞在したところが首都プノンペンとはいえ、一歩外を出るとそこはもう田舎。やはり便利なのが原チャリ。日本とは違い、カンボジアではバイクの二人乗りが許されているので、出かけるときはこのようにカンボジア人スタッフの後ろにのっかり凸凹道を走り抜ける。風がとっても心地よい。
バイク乗車中に道端で牛をを発見し、思わずパチリ。写真で見れば分かるように、とにかく周りに何もなく、もしスタッフと迷子になって置いてかれたらおしまいです(涙)。
スタッフのバイクにまたがり砂利道を走り抜けて30分。その日はカンボジアのお盆だったので、お参りに行きました。このお寺、写真でもお分かりかと思いますが、とにかくデカイ!キレイ!ゴージャス!この寺の周りは辺鄙で何もなく、物乞いをしてくる子供がいるというのに、なんという差だろう。カンボジアで見た寺の多くは貧しさを感じさせないくらい立派なものばかり。
素足でペタペタと大理石のような床を歩いていたのですが、あまりの壮大さに思わず口をぽかーんと開けてしまったところを友人に激写されてしまいました。そこにいたお偉いお坊さんにお賽銭をあげ、一緒にいたスタッフの動作を真似しながらお祈りをし、線香を立てました。
その日はとても暑く、もうヘトヘト。自室に戻り、布団にゴロン。就寝・・・。

<物乞い>

 ちなみに、その日に行ったお寺の近くで初めて物乞いの子供に会ってしまいました。私はカンボジアに来る前から、物乞いだけには絶対にお金をあげるのはやめようと心に決めていました。

  本心は、やっぱりお金をあげたいです。私達にとっては「たかが」1ドル札。1ドル札をあげればその子はきっとお腹いっぱいのご飯を食べることができるでしょう。でも、お金をあげることによって子供たちは「外国人からのお金のもらい方」を自然と学んでしまいます。ガリガリに痩せて、ボロボロの服を着て、目をうるうるさせながら近付けばきっとこの人たちはお金をくれるだろうと。お金をもらうために、可哀想な自分をこれからも演じてしまう恐れがあるのです。私としては、同情を得ようとするために、「可哀想な自分」を演じて欲しくはないです。

 確かに物乞いの子供たちはその日暮らしの生活で、死ぬか生きるかの日々です。「可哀想な自分を演じて欲しくはない」という考えは筋が通っているようにも見えますが、やはり先進国出身である日本人の私のエゴかもしれません。生きるか死ぬか瀬戸際の子供たちにとっては、そんな私の考えなど奇麗ごとに過ぎないでしょう。

  私は自分自身の幼少時代を思い出して、「せめて幼い時ぐらいは将来に対する不安を忘れて、明るく笑っていてほしい」という考えに至りました。そこで私はキャンディーを携帯することにしました。子供の物乞いがやってきてなかなか離れないときは、そのキャンディーを渡すのです。お菓子をもらって喜ぶ子供の姿はどこの国も同じはず。カンボジアの子供たちはキャンディをもらうと手のひらを合わせおじぎをして、ぴょんぴょんしながら去って行きました。手のひらを合わせるあたりが、仏教の国・カンボジアらしかったです。

 

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2003.9.12