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戸部亮介さん

早稲田大学政治経済学部。南仏の町・オブナの私立中学校にてフランス人に日本語を教える。期間は2003年9月から2004年6月まで。

 
 


 

バカンス1.リヨン


 フランスの中学校では、8週間毎に10日間程度のバカンスがある。私の教えている中学校でも、昨日から11月2日までバカンスだ。その初日である昨日は、リヨンに来ていた母校の校長先生に会いに行った。お世話になっている修道士の方の車に乗せてもらい、リヨンへ向かった。高速道路で驚いてしまった。ユーロ圏はビザがなくても自由に行き来できるために、ヨーロッパ中の車が走っているのだ。ドイツ、スペイン、スイス、ベルギー、ルクセンブルグ、などなど。これらの国の車が何台も何台も走っている。地理的にフランスはヨーロッパの中心地にあるために、特に多くの国の車が通行するようだ。夜は修道士の姪夫婦の家に止まらせてもらった。フランスは夫婦共働きが多く、ここの家の夫婦も共働き。オブナの中学校でも女性の先生は半分以上である。

 そして、今日はリヨン市内を観光した。リヨンはフランスで2番目に大きな都市である。夜、ホテルに戻るとテレビで日本の特集番組が放送されていた。よくできた番組構成で、大学の応援部も紹介されていた。その番組を私はワインを飲みながら見ていた。フランス人と会話していると、彼らが日本に対して誤解をもっていることが本当に多くて、驚く。幾つかあげてみよう。日本人は挨拶をするときに手を合わせる(また、TAXI2の影響か大抵、フランス人の「こんにちは」の発音はアクセントがおかしい)。日本人は犬や猫を食べる。日本人の女性は結婚まで処女であることが多い(TVでそう放送されていたらしい)。日本人が団体旅行で固まって歩いている理由が全くわからない、などなど。こんなにも情報網は瞬時に世界をかけめぐっているのにもかかわらず、「おいおい!」と言わずにはいわれないことばかりだ。それは、日本人のフランス人に対する印象にも同じことがいえるだろう。悔しいものだ。

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2003.10.23