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戸部亮介さん
早稲田大学政治経済学部。南仏の町・オブナの私立中学校にてフランス人に日本語を教える。期間は2003年9月から2004年6月まで。
プロバンスのドライブ
今週末はプロバンスのローマ遺跡巡りドライブをした。プロバンスはコートダジュールの西側にあり、ローヌ川沿いに広がった地域で、紀元前600年にギリシア人がマルセイユに降り立ってから繁栄しはじめた地域だ。ローマ帝国もかつてこの地を支配しており、その遺跡は数多い。高校時代に世界史で習ったポンデュギャール、フランスで最も保存状態のよいオランジュの古代劇場、カエサルがガリア戦勝利において作らせた凱旋門、ニームの古代神殿や円形闘技場などをみてまわった。どの遺跡も街にまさに同化しているかのように、フランスでは街作りがされていて、そのセンスは素晴らしい。プロバンスの道はあたり一面に田園がひろがり、その中にぽつぽつと石造りの家の集まった街が姿を現す。地中海性気候で、日差しは穏やか、気持ちのよい田舎の道が真っ直ぐにのびていく。夏のバカンスの時期はこの道にヨーロッパ中の車が集まり、渋滞を巻き起こす。秋の終わりにはミストラルという強風も吹き荒れて、高速を飛ばしていると時々風に流されそうになることもある。今月のはじめから紅葉がきれいで、ドライブをしていても気持ちがよい。