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戸部亮介さん

早稲田大学政治経済学部。南仏の町・オブナの私立中学校にてフランス人に日本語を教える。期間は2003年9月から2004年6月まで。

 
 


 

授業のようす


 親から2度目の仕送りが届いた。今回も「かゆいところに手が届く」ような様々な物を送ってくれて、本当に嬉しい。中でも、親からのメッセージを感じたのが、新聞の切抜きだった。それは11月29日に中国の西安大学で日本人留学生が悪ノリして、寸劇にて、Tシャツの上にブラジャーをつけて、背中に書いた「日本」「(ハートマーク)」「中国」と書かれた文字を音楽にあわせながらみせて、日中友好を表現したことに、中国の1000人以上の学生が抗議デモをしている事件の記事だった。たぶん、親は「亮介も悪ノリして、こういうことしちゃ、ダメだよ!」というメッセージをそこに込めたのだとおもう。Ok、大丈夫。真面目に日本を教えているよ。

 最近、生徒によく「Ryo、日本に連れて行ってくれないか?日本にぜひとも行きたいよ」とよく言われる。お金があれば、みんな、全員、連れて行きたいんだけれどなあ。これは本当に物凄く嬉しいことだ。今まで3ヶ月弱教えてきて、ほとんどの生徒は生活に必要な簡単な挨拶は言えるし、平仮名も一覧表を使えば私の言った発音を平仮名で書けるようになった。日本の文化や、日本の漫画の歴史なんかもプリントを使って、教えている。中でも子供達は、漢字に特に興味があるみたいで、私が黒板に漢字を書くと、「オー!」とみんなが思わず声を出してしまうときもある。廊下ですれ違うたびに「こんにちは!」と言ってくる生徒達はかわいいもの。やっぱり、みんなを日本につれていって、日本でしか見られない物を沢山見せてあげていなあ。

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2003.12.3