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石塚道崇さん
早稲田大学商学部4年
2004年8〜9月にかけて南米旅行に出かける。

南米全体の地図
ブラジルの詳細地図

 
 


 

ブラジル二日目



前日たらふく食って酒も飲んだら時差ボケもなくぐっすり寝れた。 軽い朝食を取って一息付いたら、せっかくリオに来たんだし水着のねーちゃんでも見に海岸をいろいろ回ってやろうということに。 (完璧もう悪ノリ)

8月は南半球のブラジルでは真冬に当たるが、イパネマやコパカバーナといった世界有数のビーチには年がら年中、人が絶えることはない。 気温もこの時期22-28度と過ごしやすくく、世界一と言っても過言ではないお祭り好きのリオの人たちは浜辺で 日光浴やビーチバレー、そしてサッカーなどを一日中楽しんでいる。ほんとコイツらたまには働いてんのかよ、と思うぐらいの熱狂っぷりだ。 海もやっぱり日本なんかに比べてもきれいだし、海岸線の景色が雄大だ。

ただ残念ながら老若男女問わず、海岸にはデブが多い。いわゆる”眩しい水着のねーちゃん”なんてのはどこにもいない。 すごいみんな背高いし筋肉ムキムキが多いけど、それと同時に相反して見るも無残に腹や胸が垂れている人がめちゃくちゃ多い。 そんな人たちを見ていて時々不快に思ってしまうことさえあった。やっぱり肉ばっか食ってるから仕方ないんだろーなと 思いつつも、ちょっと失望した。

海岸は基本的に治安が悪く、ガイドブックを見ても見通しの悪い海岸は絶対に立ち寄るなと書いてある。 日本に帰ってからTVを見てたらフジテレビのNEWS番組で「リオの海岸で女性観光客に集団で襲い掛かって強盗する少年たち」と題して その生々しい映像が流されていたが、雰囲気的にそういったことが確かに起こりそうなところではあったと思う。 僕らは海岸でタカリにしつこく付きまとわれたことぐらいしかなく、全然大丈夫だったけど。

ただ海じゃなくてタクシーでオッサンに金をボラれた。すぐ近くの地下鉄の駅まで行ってくれと言ったにも かかわらず、めちゃくちゃ遠回りしたあげく全く違うボンジアスーカルという観光目所の岩場に連れていかれてしまった。 抗議しても言葉が伝わらないため仕方なくまた20ヘアル(約800円)の料金を払おうとして50ヘアル札を一枚出したら 釣りを返してくれず、駄々を捏ねてみたが結局「Bye!Bye!」などと言われて車から降ろされてしまった。すごいムカついたが、ギャングみたいな怖そうなオッサンだったので 仕方なく引き下がった(当方関西出身のため、かなり金にはうるさい人間です(笑)。 タクシーのメーターの上がり方も半端じゃなく早かったため機械に細工がしてあったんだと思う(現地の日本人に聞いたが、こういうのはよくあるらしい)。

そして海岸も一通り巡ったので今度はリオ最大の観光名所であるコルコバードの丘へ。 名前だけ聞いてもピンと来ないかもしれないが、丘にそびえたつキリスト像のことで図鑑や教科書の写真などで見たことが ある人も多いのではないかと思う。早い話がブラジル版”自由の女神像”といったところだろうか。 丘には登山列車で上るので麓までタクシーで行く。列車はかなり坂がキツくてなかなか楽しい。

最終地点に到着。そこから巨大なキリスト像が遠くに見え、「さーて、登るぞー」と意気込んでいたら なぜか最新鋭のエレベーターとエスカレーターが付いていて、個人的にものすごい萎えた。 あんな歴史的建造物のふもとにあからさまに文明の利器を置くなんてのは全く風情がないな・・ なんて感じてしまったけど、まあここはブラジルだからそんなものかな、なんて。

キリスト像にたどり着いた。雄大なキリスト像もさることながら、丘の上から一望できる景色はこの世のものとは 思えないぐらい美しかった。リオの港は世界三大美港の一つにもなっているが、地形が大変特殊だ。 一つの大きな湾があり、その入り口の両サイドには800m級の巨大な岩(山ではない)が並び、 また湾のすぐ近くには大きな湖もある。湾の中にも小島があり、その島が国際空港として使われている。 天然の港としての特性を備えているだけでなく、丘が多いため地形的に軍港としても申し分ないんじゃないかと思った。 植民地時代に首都が北方のサルバドールからここに移されたというのもこの地形なら頷ける。

そして夕食はまた日本企業の現地法人に勤めていらっしゃる方々やその家族にお世話になり、 リオの海の幸をふんだんに使ったバーベキュー料理をいただいた。 いろいろと現地でのお話を聞いて海外で働く日本人はみんな精神的にタフだなーと感じた。 またこんな生活をいつも送れるというのは大変羨ましくもあった。

リオはデンジャラスな匂いがプンプンする町ではあったけど、本当に人・モノ・自然全てにおいてエネルギッシュなところだった。
【写真左はコルコバードの丘にあるリオの象徴でもあるキリスト像。右は丘から見えたロドリゴ・デ・フレイタスという湖】


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2004.08.22