| インタビューは、ダイヤモンドビック社本社で行われた。政治経済学部経済学科5年生、現在、財務省内定 気鋭の、23歳。
風見鶏とは?・・・政治経済学部の学生向けのゼミ情報に加え、早慶東大一橋大などの企業・官庁内定者70人分の情報などを掲載した、総合進路雑誌。一冊500円で販売している。早稲田生協ブックセンター・慶応生協などで好評発売中。今年度より発刊。一昨年に発刊された「政経ゼミ情報2001」がそもそもの始まり。昨年度は「政経ゼミ情報2002」を発刊した。会のモットーは「与えよ、さらば与えられん」。
その1 風見鶏
小林さんがゼミ情報を学生に提供しようと思ったきっかけは?
そもそも政経ゼミ情報なんてものを発刊しようと思ったきっかけは、極々自然な感情から。
僕らがゼミ情報を提供するまで、政経の学生はまったくゼミの情報がない状況でゼミ選考を迫られていた。でもこの状況はすごく不合理。2年間もそこで勉強するのに、情報が知らされていない、というのは非常にマズイと思った。ゼミっていう大学生活において重要な位置を占める授業が、サークルの先輩伝手の情報とか、風説とか、まったくもって非対称的な情報を基にして決定しなければならない、これはおかしいのではないか、と思った。
―もちろん苦労もあったんじゃないですか?
3年生のとき、つまり初めて3号館前の掲示板(※政経学部の掲示板)前でビラを配って「政経ゼミ情報2001」に掲載する情報の提供を呼びかけたとき、僕と一緒に立ち上げた友達が思想系団体の勧誘か何かと間違われました(苦笑)。あからさまにゼミ生に無視された上に、すごく冷たい視線を浴びたそうです。彼は相当ショックを受けてましたね。孫の代まで語り継ぐ、とまでいってました。
―いまとなっては笑い話ですね。
当時は結構リアルな話でしたよ。
―編集等で工夫した点などはありますか?
早稲田では授業情報を集めた雑誌が何冊も出ており、それらとの差別化には気をつかました。せっかく出版するなら他の雑誌にない特色を出そうと思って、あえてゼミ情報の部分はゼミ生に書いてもらった情報をテキスト化せずに、手書きをそのまま転用しています。その方が読者にとってゼミの雰囲気とかが伝わるかなって思ったんですよ。たとえばきれいな字でぎっしり情報を書いているゼミ、適当にドラえもん(らしき顔)の落書きとかも書いてあるゼミ、なんとなく雰囲気は伝わるんじゃないですかね?あと、風見鶏は政経学部のゼミ情報だけ、が書かれている雑誌ではなくて、就職活動を経験するであろう学生にとって非常に有益な情報も書かれています。「風見鶏」は、「政経ゼミ情報」と「就活対策雑誌」の2冊がドッキングしている雑誌だとお考えください。とりわけ「就活対策雑誌」の部分は初の試みにかかわらず、多くの内定者が情報提供して下さいました。有名企業および中央官庁の面接日や面接内容、内定の出た日などがここまで盛り込まれている雑誌はマジほかでは手に入らない。人事に聞いた「こんな人は採らない」インタビューも掲載しています。お得です。
―何か政経の2年生(僕もだけど)へのメッセージは
そうですね。ゼミは大学生活後半の2年間で最も充実した活動の一つになると思います。ですから、研究内容は当然ですが、どんな雰囲気のゼミなのかということにもできれば気を配って欲しいですね。ただもちろん、ゼミは基本的に学生主体の授業であるため、年によって雰囲気も研究テーマも変り得ます。ですから、主体的に関わっていくことが、充実したゼミの思い出を作るために必要なのではないでしょうか。この観点からすれば、何もゼミ選考に落ちてしまったからといってどうということはないと思います。つまり、ゼミでとれたはずの8単位をほかの科目で補いつつ、聴講生募集の案内などが出たら積極的に応募すれば、正規登録のゼミ生と何ら変りのないゼミ生活が送れるのです。素晴らしい。それに政経はあまり授業とか忙しくないから、ゼミを聴講しても負担はあまりないのでは。そのあたり、柔軟に考えれば良いのではないでしょうか。
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