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創立125周年特別企画として8号館横スロープと南門通りに現れたバケツ稲たち。このバケツ稲の並ぶ道(=稲穂ロード)を企画した団体、学生NPO 農楽塾は大隈庭園にある田んぼを拠点に精力的に活動している。今回、代表の大藤将太さんに農楽塾の活動や稲穂ロードに賭ける想いを伺った。

――そもそも大藤さんが農楽塾の活動をはじめたきっかけとは?

ずっと野球をしていたので、大学で米作りをするとは考えてもいませんでした。北海道の出身で、実家には畑があります。祖父母が昔、農業を営んでいたんです。なので、庭になっている野菜を採って食べることもあったんですが、東京に来てそんな生活とは無縁だなと思ったんですよ。北海道にいた頃の事を思い返してみても、祖父母の作った野菜を食べていたけれども、どのように作られているのか考えたことってあまりなかったんですよね。食べ物を口にして「おいしい」と言っていても、祖父母と農業の話すらできていなかったということは、本当に感謝できていなかったのだと気づいてショックでした。そんなときもう一度「農」について考え直してみようと思い「農山村体験実習」の授業を履修し、農楽塾に入って活動をはじめました。

――活動を通して学生にはどんなことを感じてもらいたいですか?

多くの人に「農」や「食」というものに目を向けてもらいたいです。食べなければ人間生きていくことはできない。お金を払えば食べ物は購入できるわけですが、作っている人が存在する。そういった気付きでいいので、「農」や「食」に対する関心をもっと持ってほしいと思っています。そのための一つのきっかけとして、稲穂ロードを企画したんです。

――稲穂ロード企画で並んでいるバケツを見て調べたことがきっかけで、大隈庭園の田んぼのことを知りました。

それはまさに、私たちが想いを伝える手段として稲穂ロード企画を選んだ理由なんです。私たちの目標である、農業は自分とは違う世界にあると思っている人に「農」に関心を持ってもらうことを実現するために、まず農楽塾の活動にいかに興味を持ってもらうかを考えたんですよ。 でも、大半の学生は大隈庭園に田んぼがあることを知らないですよね。ではどうしたら皆が目を向けてくれるかを考えたときに、校内に稲が育っている環境を作れば、嫌でも見るだろうと 思ったんです。興味を持ってもらうには、より身近な場所で活動する必要があると思うんですよ。

――今後はどのように活動をしていきますか?

やはり「農や食について発信しよう」という考えが念頭にあります。今年からは以前とは抜本的にやり方を変えて、研究対象と発信する対象をしっかりと決めて活動してきました。発信するって言うのは、何か中心に伝えたい軸がないといけないんですね。その軸となる部分がこれまで田んぼで活動して研究してきた結果なんです。それがあるおかげで、説得力のある発信ができるんですよ。だからこそ、私たちの田んぼで地に足のついた活動を続けていきたいと思っ ています。



【プロフィール】
学生NPO農楽塾代表 大藤将太(おおふじしょうた)
早稲田大学社会科学部三年

学生NPO農楽塾
※農楽塾は、稲穂ロード企画でバケツ稲を育てる、里親となってくれる団体を募集しています!

農楽塾HP:http://nogakujuku.client.jp/
email: nogakujuku@yahoo.co.jp

記事:瀧本 友理



次回の更新予定は7月29日です。

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お楽しみに!