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インタビュー

早稲田リンクス インタビュー>JAPAN YOUTH G8 PROJECT

――福島さんはいつ頃から環境問題に興味を持ち始めたのですか?

そうですね、小学生の頃からです。
僕が小4のときの将来の夢は、排気ガスの出ない車を発明して、担任だった女の先生にプレゼントすることでしたし(笑)。
それから大学は理工学部の環境資源工学科に入学して、「環境ロドリゲス」ってサークルの代表を務めました。
サークル以外では、コンビニの環境問題を皆で考えようって活動をインカレでしていたかな。あとは今も活動しているんですが、青年環境NGOのエコ・リーグにこの頃から参加していました。

――JYG8が発足したのは2007年ですね。福島さんは同年より働き出されたわけですが、どのような想いからこの団体を立ち上げることにしたのですか?

まず大本に、市民社会が強くならなきゃいけないっていう考えがありまして。
それはブッシュ大統領が京都議定書からの離脱を表明したことなどに影響されて生まれた考えなんです。京都議定書自体が良いものかどうかっていうのは置いておいて、世界中の多くの人が多大な時間と労力をかけてやっと作り上げたものに、世界で一番温暖化に責任のある国の大統領が、まともな代替案もないまま自国の短期的な利益のみを考えてそう言えてしまうこの世の中ってどうなんだろうって思いまして。そこから、国家の権力や企業の資本力だけが強い状態が続くのはよくないんじゃないかって考え始めました。
僕は今あまり力が強くはない市民社会を、ちゃんと国家に対して意見が言えて影響力もある、そんな塊にしたいんです。
そのためには、普通に生活している人の意識を国家に伝えられる仕組みがあったらいいんじゃないかって思った。

あとこれとは別に、2006年にYouth, Development and Peace Network(以下YDP)っていう団体を知ったこともJYG8発足のきっかけになりましたね。
この団体は世界銀行がつくった、グローバル・アジェンダ(地球規模の社会問題)に取り組むユースネットワークなんですけど、そこで活動している人たちと付き合っていく中で、結局みんなやりたいことは一緒なんじゃないかってことに気付いたんです。働きかける問題は、環境や平和、貧困とそれぞれ違うけれども、その先に思い描いてる未来は一緒なんじゃないかって。つまりは注目するポイントが違うだけで、結局は似たようなことをやっているんですよ。だから別々にやるよりも皆で一緒に活動した方がいい。でも実際問題、それぞれの活動の横のつながりが全然とれていなくて。だからちゃんと分野を超えての繋がりを作りたいと思った。

この二つの問題意識から新たな団体を作ろうと思っていたところ、2007年の2月頃にJapan Youth Summit for Sustainabilityというイベントが開催され、そこで仲間を集ったのが始まりです。

――JYG8にはその様な想いが込められていたのですね。しかし、なぜG8に向けてのプロジェクトにしたのですか?

まず集まった皆で話し合った結果、どんなネットワークを作るかっていう組織論を初めにするのではなくて、とりあえず皆で何かやってみようということになったんですね。
活動する中で様々な分野の人たちを集めて、それから考えようと。そこで環境や平和問題など問題として扱う対象が広いG8がちょうど良かったんです。つまりどういうことかと言うと、G8プロジェクトなんですけどG8へ働きかけることが最終的な目的じゃないんです。ホントのスタートはG8が終わってから。

――ではこのプロジェクトが終了してからの構想はありますか?

JYG8は、様々な人を集めて皆で一緒に考えるための場所を提供する存在であって、実際に中身を作っていくのは様々な地域で実際に活動している人たち。このプロジェクトが終了した後は、分野と地域を越えた、活動をする若者のプラットホームを作れたらいいと思っています。あんまり細かいことに捕らわれずに皆で集まって、全体的に自分たちがこれからどう活動していけばいいのか話し合えたり、お互いが何をやっているのかって情報を共有できるようにしたい。
あとは自分たちが考えていることをちゃんと社会に反映できるような仕組みを皆で作っていきたいですね。

記事:橘理恵

JAPAN YOUTH G8 PROJECT

写真右:福島宏希(ふくしまひろき)
理工学部 2004年卒

写真左:三好大助(みよしだいすけ)
スポーツ科学部 1年

http://www.youthsummitjapan.com/