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インタビュー

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――地球感謝祭のテーマとは何でしょうか?

宮本:今年の地球感謝祭は「私が地球にできること」をテーマとしています。 地球感謝祭の前身のイベントである「エコサマーフェスティバル」のころから、環境と街づくりがコンセプトとしてあったんですね。今回のテーマもその名残なんです。

山内:まあ、文字通りなんですけどね(笑)。
地球温暖化とか大災害とか騒がれてますけど、街の人たちも何かしなきゃとは感じてると思うんです。 地球感謝祭では、そのための行動のきっかけを作りたい。
僕たちとしてはイベントをその場で終わらせるつもりはなくて、そこで感じたものを日常に生かしてほしいんです。
だけど、偉そうなことを言いたいわけでも、押しつけがましいことをやりたいわけでもない。
イベントに来てくれた人がそこで何かひとつでも感じて、ちょっとだけ明日からの行動が変わればいい。たとえば明日からちょっとゴミの分別について意識しようとか、あくまでちょっとしたきっかけづくりなんです。

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――当日の催しとしては、どういったものがあるのですか?

宮本:一番の目玉は大隈講堂で催される「早稲田の街の音楽祭」ですね。 早稲田にある小中学校に通う子どもたちが、合唱や吹奏楽の演奏を発表するんです。

山内:早稲田の街の子どもたちの中には、中学生のころから街で開催しているイベントを手伝ってくれる子もいるんですよ。

宮本:それから、エコに関連した部分では、マイ箸を持参してくれた方に対して抽選券を配布して、イベントの終盤にさまざまなプレゼントを用意した抽選会 を実施します。
また、ステージ発表ではよさこいやソーランなど、早稲田の学生をはじめとするパフォーマンスが行われます。
地球感謝祭は、時期的に「プレ早稲田祭」のような側面を持っているんですよ。スタッフが成長する場でもあるし、パフォーマーにとっても同じですね。

――地域と学生が一緒に作っているイベントという印象を受けるのですが、地球感謝祭をきっかけに、街と学生の関係が変化したということはありますか?

山内:やっぱり街に出る学生が増えたね。持ちつ持たれつの関係を築き始めている。
お互いにコミュニケーションをもっと密にとれるようになったというかね。
学生が積極的に僕たちを手伝ってくれるようになると、例えば学生がイベントを行う際などに街に対して要望があったとき、僕としてもより主体的に街に働きかけて、学生を助けようと思うようになる。

宮本:また早稲田の街で活動する学生同士、サークル同士のつながりをもっと強くしていくためのきっかけとしても働いたと思います。
地球感謝祭をきっかけに、食事会やゴミ拾いなど、サークル同士の交流の場をつくろうという動きが生まれたんです。
まだ手探りなんですが、それぞれが全く違うノウハウや考え方をもっているので、相互理解や対話を進めて、それぞれの活動や早稲田の街のために生かせていけたらいいと思いますね。

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――地球感謝祭をやっていて、よかったと思うことはありますか?

宮本:一番は、街に関わるきっかけを与えてもらったことですね。
街のみなさんから学んだことは本当に多くて。社会に出るうえで、人との関わり方を教えてもらったり、プロフェッショナルの方を通じて、自分たちがやりたいことを実現するための考え方の視野を広げてもらったり。
学生は理想が高いと思うんですけど、いざ行動に起こすときになって自分の中で限界を見つけてしまいがちな気がする。
そういうときに、また別の視点から意見をもらえるというのはすごく貴重なことで。 僕たちを受け止めてくれる地域の人と出会えたことは、本当によかったと思っています。

山内:商店会の立場から言えば、学生とのコミュニケーションを通して、地域の店の垣根が低くなったことですね。
最近は早稲田にもチェーン店が増えたでしょ? みんなその店の味はわかっているから、安心できる。そういう背景もあって、どうしても地域の店から足が遠のいてしまいがち。
でも地球感謝祭を通じて、学生との交流が深まってくると、そういう学生たちが僕たちのお店に来てくれるようになる。
そのことで、他の学生がお店に入りやすい空気が生まれてくる。学生と地域の距離が縮まってきたと思います。

――地球感謝祭に来てくれた方には、何を感じてほしいですか?

宮本:地球感謝祭で得られるのは、ワセメシを食べるために早稲田のお店に行くこととは別の早稲田の魅力だと思います。言葉できちんと表現できるものではないんですが……。
まずは少しでもいいから、足を運んでみてほしいですね。僕にとってはその魅力が街の人とのつながりだったのですが、一人一人違っていいと思うんですね。きっと、それぞれの答えが見つかるはずです。

記事:柳館亮太

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地球感謝祭

写真左より
山内康行
早稲田商店会 会長(キッチンミキ店主)
宮本智則
早稲田大学人間科学部4年