学生生活であなたは何を得ましたか?
ここに記すのは卒業生が残す8つの物語。
彼らと共に、大学生活を思い返してみませんか?
そこからきっと自分自身が見えてくるはずです。







――どのような経緯で早稲田に入り、どんな活動をなさっていたんでしょうか。

高校が進学校だったから大学に行かないという選択肢はなくて、たまたま受かった早稲田の雰囲気に惹かれて入学したんです。入学後は色んな新歓に行き、その中でも紙面のデザインや文章の校正など活動内容に自分の得意なことが多いマイルストーンというサークルに入りました。そのせいか初めの頃から一年生の中では割と頼られる存在になり、二年では編集長も務めました。

――サークルでは精力的に活動していたんですね。中高の頃も何かに打ち込んでいたんですか。

大学に入る前は周りにあまり打ち解けられなくて、日々家でだらだらしたりパソコンやったりして過ごしていました。マイルに入って初めて本気で何かに打ち込むっていう経験をしたんです。

――そうなんですか。マイルストーンの活動に打ち込むことで、ご自身の中で変わったことはありましたか。

もともと何かやりたいことがあってマイルに入ったわけじゃなかったんですが、中心となって活動していくうちに、やりたいことが出てきて。それがあるってことがすごく楽しいって気づきましたね。2年生になる頃には「マイルっていいよね」って愛着心が生まれていました。

――やりたいことっていうのは、具体的にどんなことだったんですか。

ずっと中心で活動していたら、いいところだけじゃなく悪いところもたくさん見えてきて。マイルって毎回同じものを作っているから、前にこういう情報載せていたから今回もやろうっていう受け継ぎが多いんです。でも僕はそれがすごい嫌だった。受け継ぐならその度ごとに、その情報を掲載する意義を考えなきゃいけないし、ゼロから新しいことも考えていきたい。そういう思いがあったから、編集長もやりました。

――実際に編集長をやってみて、苦労したことはありますか。

マイルというサークルの色と、編集長という立場になったときに自分がやりたいことがちょっと違ったんです。どっちを優先させていくべきか。同期には言いたいこと言っちゃえばいいけど、入ってきた一年生は上が言い合いとかしてたら嫌な感じを受けるかなって思って。例えば、本当は毎回活動にきてほしいけど、たまにしか来なくても大丈夫って感じにふるまっていました。兼ね合いが上手くいかなくて葛藤がありましたね。でも、雰囲気を良くするために積極的に話しかけたり気を使ったりして努力は続けました。

――純粋にやりたいこととサークル全体の雰囲気との兼ね合いって、とても難しいんですね。

難しかったです。でも、そのときの苦労があってからは、他の団体で中心となって活動している人がどういう風に気を使っているのかや盛り上げるために何をしているのかなど、意識して見るようになりました。今まではそういうことを意識せずになんとなく活動に参加していたから、なんでこの人こんなにテンションあげてるんだろうって思ったりしたけど、雰囲気を作り出すために頑張っているんだって気づくことができました。

――マイルストーンというサークルの活動に打ち込んで、やりたいことをやっていく中で、周りに対する見方が変わったってことですね。

そうですね。サークルに入らずに何もしないで大学生活をだらだら過ごしていたら、人生がつまらなかっただろうなって思うんです。でも、やりたいことっていくらでも見つけられる。そこから楽しみとか生きがいを見出せる。それがわかったことは今後にも活かしていけるんじゃないかって思います。