Vol17.受験スケジュールの決め方
受験シーズンがいよいよ本格化してきました。
受験のスケジュールを一応でも決めなくてはならない頃ですね。
勉強に集中したい時期なのに、スケジューリングって色々迷うし、何かと時間がかかるもの。
みなさんが十分実力を発揮できるスケジュールになるように、自分たちの経験と簡単なアンケート結果をふまえて受験スケジュールの決め方についてお話ししたいと思います。
センターでは(うまくいけば)一回の試験で複数校合格がもらえるのに対して、一般入試は一日かけても最大一つの学部しか勝ち取れません(全学部入試を除く)。
金銭的にもセンター利用入試より負担が大きいので、あまりたくさん出願することは難しいでしょう。
絞り方をご紹介したいと思います。
■一般入試の受験数平均
部員(現役早大生達)にアンケートをとってみたところ、一般入試での他大出願数は2~4つの間に収まりました。
出願のみや全学部入試の複数出願も含めているので、実際の他大の一般入試は1日のみ、という人も。
センター利用がうまく行った人ほど、他大の受験数は少ない傾向が見られました。(センター試験については後述します)
他大学をどれくらい受けようか迷っている方は是非参考にしてみてください。
早稲田に関しては受験数1~7学部とかなりばらつきがありました。
■連続受験は最大3日までがベター
「早稲田に入りたい!だから、たくさん学部を受けよう」という方も多いと思います。
「数打ちゃ当たる」という言葉通り、たくさん受ければそれだけ合格する確率も上がります。
だからといって何日も何日も連続にするのは効率が悪いです。
スケジュールを立てる際、なるべく試験の連続は3日以内に抑えましょう。
それ以上になると集中力が切れて、実力を発揮しにくくなります。
■「雰囲気に慣れるための試験」はやっぱり必要?
やはり理想としては、他の大学の一般入試をうけてから本命…という形です。
実際に本命校、学部の受験前に他大学や他学部を受けている人は多かったです。
しかし雰囲気に慣れるためだけに「合格しても行きたくないところ」を受けるのであれば、あまりお勧めできません。
緊張感が途切れやすくなるし、他を受ければ受けるほど本命に向けた勉強時間が削られてしまいます。
■センター試験利用入試を有効活用しよう
<私大志望者向けセンター試験のメリット>
・受験料が一般試験の半額ぐらい。
・一回の試験で何校にも出願できる。→個別試験をわざわざ受けにいく手間が省ける
・問題が基礎レベルなので、基礎力の確認ができる。→基礎レベルではありますが、対策をするなら真面目に行いましょう。基礎力は早稲田入試にも必ず必要です。
私大志望者は年明けからの対策で大丈夫です(学校でやっていたので個人的に対策はしなかったという人もいますが、センターでMARCHを狙うなら対策したほうがベター)
・多くの人にとって一番最初の試験なので、ここがうまくいくとその後も余裕を持って試験を受けることができる。
センター試験には上記のようにメリットがたくさんあります。
ただ、「全国規模の全学部入試」のような感じなので、センター利用でそれなりの私大を確保するにはそれなりの得点率が必要になってきます。
また、基本的に入学金の振込締め切りが早いのでそこも考える必要があります。
■さいごに
来週末にはセンター試験も迫り、本格的に追い込みの時期になってきました。
この時期こそ冷静な自己分析が実を結びます。
最後まで強気で!!あきらめずに突き進んでくださいね。
みなさんの受験が少しでもうまく行くことを心から願っています。
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