Vol21.GWに向けて
全力で部活をやっている人にとっても、もう本気で受験に突き進んでいる人にとっても、GWは大きな山になります。
今回は、受験勉強でGWを駆け抜けた人、息抜きに使った人、そして浪人生としてのGWを経験した人の三人でコラムをお送りします。
アドバイスや参考としてとして、ぜひ本コラムをご覧ください！！
オマエ試用期間 ■ペンネーム:O西Y莉
受験から遠ざかっている私でもひとつ覚えていることが。
それは、「ゴールデンウィークで勉強の方針を決めた」ということ。
私が高3の1年間続けた、毎日の練習メニュー的なもの(毎日1000語前後の英語長文を最低一問、世界史は授業を受けたらその日のうちに内容をあらかた叩き込むなど)をざっくり組んだのが、この時期だった。
それから、基礎の再確認。暗記事項は毎日やらないと忘れるから注意。
つまり、ゴールデンウィークは「本格的に受験勉強を始めるための準備期間」だった。
6月以降のエンジンのかかり方が全然違う。
また、「夏休みは受験の天王山」だから、失敗すると巻き返すのはなかなか大変。
その夏休みを有効活用できるよう、「長期休暇のすごし方」をシミュレーションできる、最後にして唯一であり、長すぎず短すぎず、つまり最良の期間。
受験生としての休暇中の生活リズムを身につけるならここだと思う。
無駄遣いしなさんなよ。
すきにしろ。でも… ■ペンネーム:とらふぐ
正直に白状しよう。わたしは高３のゴールデンウィークは遊んだ。
このコラムを書くにあたり、当時の手帳を引っ張り出したところ、学校が休みになっている８日間中５日間は誰かしらと遊んでいたらしい。
遊びたいなら遊べばいいと思う。「受験生だから」といって、自分の好きなこと何もかもを禁止する必要はない。
苦しいばっかりじゃ続かないし、息を抜ける時間も徐々に無くなっていく。
だけど一つ常に意識しておいてほしいのが、「受験に有利になるものないかな?」って嗅ぎ回ること。
そう、つまり遊んだっていいけど、タダで帰るんじゃもったいないんです。
机に向かって勉強できる時間を遊んでいる分、「机に向かっているだけじゃ得られなかった情報」を持って帰れば良いのでは。
そうしたら８日間中５日間遊んだって…さすがに遊びすぎか、それは（笑）。
浪人生への道 ■ペンネーム:ばむたん
浪人生のみなさん、今年だけはゴールデンウィークのことは忘れましょう。
浪人生にゴールデンウィークは存在しません！！残念！！！
家族が揃っておじいちゃんの家に行こうが、高校の同級生がサークルの仲間とウェイウェイしようが、みなさんの行くべき場所は予備校！ただひとつ！！
やるべきことは勉強！ただひとつ！！
もちろん夏休みも冬休みも同じ。
現役生のゴールデンウィークは夏休みの予行練習と言いますが、浪人生のゴールデンウィークはこの先1年の厳しさを痛感する最初の関門です。
でも、先生と自分を信じて、この1週間を乗り越えればもう大丈夫！勉強漬けの毎日に酔いしれることのできる、立派な浪人生が完成していることでしょう。
現役生や、なまけものの浪人生が勉強から遠ざかっている今こそ、差をつけていくチャンス！
このときに考えてはいけないのは「なんで世間は休みなのに自分だけ勉強しなきゃいけないんだ～」ということ。
忘れるなかれ、みなさんはご両親に予備校に通わせてもらっているのです。頑張るのはなんにも偉くない。あたりまえ。
最後までやり通した君は、これまでとは違う目をしているに違いない。
ゴールデンウイーク最終日にはハーゲンダッツでも食べて、頑張った自分を労ってあげましょう！！！
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