受験生応援コラム

Vol25.HOW TO USE 過去問


いよいよ受験も佳境にさしかかってまいりましたね。
今回のテーマは、数多くの受験生を悩ませる「過去問(赤本・青本)」の活用方法についてです!


■赤本は最強の模擬試験! ペンネーム:ぱむぱむ

私は本当にぎりぎりで早稲田の受験を決めたため、早稲田の赤本は直前に二年分解いただけです。
なので、ここで言う赤本は〈センター試験の〉赤本です。
センター試験を受験しない方もいるかもしれませんが、まったくの無駄ではないから読んでね!!

「慣れるために」と、早い時期から赤本を何周もする人がいます。
反対に、「同じ問題は二度と出ないから赤本はやらない」という人もいます。

どちらももったいない!

私の持論では、赤本は10年分を一周がベストです。
赤本を解く目的は傾向を掴むためではなく時間配分を体に覚えさせること。
傾向の把握は先生や予備校の講師に任せましょう。
1つ1つの問題をじっくり分析しながら解くのではなく、実際の試験時間で今の自分がどこまでできるのか、どの部分で時間を短縮すべきなのかを、
体感することが大切です。
もちろん最初は完答できません。
私は試験時間+15分から始めて、本番前には試験時間-15分で解けるよう鍛えていきました。
一度解いた問題を時間を計ってやり直す必要はないと思います。
同じ問題が二度と出ないことは確かなので、ざっと復習したら過去問以外の新しい問題をじゃんじゃんやる方が有効的。
特に英語や国語は初見の文章と闘ってなんぼです。
一周で十分!

また、なぜ10年分かというと、さかのぼりすぎると問題の形式や傾向が大幅に変わってしまうからです。
このとき、解いていく順番も重要で、新しい問題を直前にやりたいがために古い方から進めていくと前年度までたどり着かなかったり、
逆に前年度から始めると直前に10年前の問題を解くことになったりします。
私は最新の2年分を残してさかのぼっていき、最後にその2年分を解きました。

赤本は最強の模擬試験です。
どんなによくできた模試よりも本物が優れているのは当たり前。
数に限りある過去問を大切に、なおかつ最大限に活用して、合格を掴みとりましょう!!

■過去問に関する持論 ペンネーム:どんきーこんぐ

今回のテーマは赤本ということで、今回はそれにまつわる持論を展開しようと思います。

早稲田の受験生が、過去問に取り組む上でまずぶち当たる問題といえば、赤本を選ぶか青本を選ぶか、ではないでしょうか。
私は青本を選びました。
理由は2つあります。
ひとつは、解説が丁寧だったから。
赤本と比べると、より詳しい解説がなされていて、問題集としても使えるものだと思います。
ふたつめは、カッコ良かったから(至って真面目です)。
というのも、実は青本は、上位の難関大学の過去問の分しか出版されていないのです。
つまり、青本を持っている=難関大学受験者である、という優越感に浸ることができるのです! さぁ買わない手はない。(別に青本の回し者ではない)

次は、過去問を始める時期について話します。
これも受験生を悩ませる問題ですね。
私が本格的に早稲田の過去問に取り組み始めたのは、10月、でした。
その後、11月はセンター過去問中心に、12月は私大過去問を中心に、年明けからセンターまでの約2週間はセンター過去問だけ、
というスケジュールで取り組んでいました。
この方法は、我ながらバランスが取れていたと思います。
ぜひぜひ参考にしてみてね!

最後に、過去問が思うように解けなくて、ぐぎぎ…となっている君にアドバイスを送ります。
そんなに気にすんな。
私は、第一志望(文化構想学部)の過去問で、すっきり合格点に届いたことはありません。
文構入試前々日に解いた過去問も合格点に届かず、スーパーハイパー甘めに採点し直して、
なんとか合格点に届かせたブラックヒストリーも存在します。
それでも蓋を開けたら受かってました。
要は、受験は何が起こるか分からないということです。
過去問の得点に一喜一憂するのは、今日をもって終わりにしましょうね!




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