vol.34 作りたいもので、生きていく

2017年10月28日

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――自分の中にあるものを出していきたいということでしょうか。



そうですね。お金にならないという問題はあるのですが(笑) でも自分の作品を見ていろいろ解釈してくれる人もいて、そういう反応を見てるのが楽しいですね。あと僕の場合、スペインとかメキシコ、アジアやヨーロッパから反応が来たりするんですけどいろんな国の人と関われるのも楽しいです。デジタルアートのいいところは高解像度の画像を渡すと印刷してくれさえすれば、いろんな場所で手軽に展示できるんですよね。そういう作品を見たときにいいなって思ってもらって、それでいろんなことに繋がっていくのが嬉しいです。展示誘ってもらうのもそうだし、ミュージシャンのジャケットのアートワークやミュージックビデオを作って欲しいという依頼が来たりすると、自分の作るもののよさを必要としてくれるんだなと思いますね。



――山地さん感じる、デジタルアートならではの魅力はありますか。



技術の更新が激しい世界だから日に日にいろんなことができるようになっていくっていうのは楽しいですね。自由度も高いですし。あと先ほど言ったように、海外の人に送ることも簡単にできますからね。なかなか一点ものの油絵とかだとそうはいかないじゃないですか。輸送費とかがバカにならないし、手間もかかりますから。そういうなんか、フットワークの軽さみたいのはデジタルアートならではだからと思います。ただいくらでもコピーができるから、アートの希少性は犠牲にしてるんですけどね。僕はそこまで気にしていないですが。



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――デジタルアートの世界はまだ歴史が浅いですが、同時にこれからどんどん広がっていく分野だと思います。



そうですね。CGの技術を使える敷居はかなり下がってきていますから。Adobeとかは学生版があって安く使えるし、今や中学生とかでもできるぐらいにはなっています(笑) だから年齢層も若くなってくると思うし、それで作ったものをInstagramとかTwitterで投稿して、その作品が誰かの目に留まってみたいな機械はどんどん増えるのかなとは思う。油絵は習得するまでに時間かかっちゃうけど、CGはネット見ると色々情報がちゃんとあって昔ほど始めるには難しくはないですから。いろんな人が作品発表するようになって、デジタルアートが盛り上がればいいと思います。



――デジタルアートの世界は若い人を中心にどんどん盛り上がっていくということでしょうか。



そうかもしれないですね。僕と同じ20代の人たちでも僕より上手い人はすごくいます。特にCGはこれからいろいろ使い道がありますし。VRやAIでなにか作るとしたらCG使わないとできないんです。だから、やる人も結構増えるんじゃないかと思ますね。上の世代の人はパソコンとかソフトを手に入れるだけでも大変だったと思います。今は技術習得のためにYou Tubeでチュートリアル動画を見ればいいから、若い世代の人がCGをやるハードルは大きく下がっていると思います。CG業界は慢性的に人不足だとよく聞くので、そうやって下の世代の人たちがデジタルアートを作っていって、そうやって裾野が広がっていったらいいと思います。



イベント詳細

目に視える音
YouTubeの普及以降、新しい音楽の出会いにミュージックビデオは欠かせない。ミュージックビデオが話題になったことによって音楽が世に広まるということも珍しくなくなった。魅力的なミュージックビデオは、時に音楽だけでは伝えきれないことを映像によって補完し、楽曲の魅力を余すことなく伝え得る。
今や耳で聴くだけではなく、視ることによっても音楽を味わっているのだ。
当イベントはそんなミュージックビデオ文化が音楽と映像をどのように変えたのかを解き明かすトークと、映像と音楽のコラボレーションを体感するライヴによって、映像と音楽のつながりに迫っていく。
音楽の楽しみ方が変わる、音楽シーンの「今」を切り取ったライヴ&トークイベント。

場所
早稲田大学早稲田キャンパス10号館109教室

サイト
http://www.waseda-links.com/wasedasai2017-live

チケット
①e-plus
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002240480P0030001
②学内販売(10月23日より)

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