vol.36 僕たちが夢になりたい

2018年5月30日

1 2 3

――そもそも、ダンスでメジャーに出たいと思ったのはなぜなのでしょうか。



ケント:メジャーに行きたいと思ったのは、僕たちのパフォーマンスを多くの人に見てもらいたいというのと、僕たちの夢を叶えるためです。ファーストステップとしてニコ動さんがあって、さらにもっと大きなところへ。そこで1つ叶えられた夢っていうのが日本武道館かと思います。だけどやっぱりその先の夢もあって。僕たちがどこまでできるのかという挑戦でももちろんあるから、むしろメジャーシーンしかない。ダンスだけで構成された舞台というのは難しいところがあるので、ダンス以外の表現として歌があったりお芝居があったりそういうもので楽しませながら、それでもメジャーシーンにはこだわりたい、多くの人に見てもらいたい。





――ダンスグループであるアルスマグナの楽曲は、踊ることを前提として作っているんでしょうか。それとも、曲が先にあってあとから振付を作ることが多いですか。



ケント:楽曲によりけりで、ダンスを作るために曲を作るときももちろんあるんですけど、少なくとも僕たちがシングルで出しているものは基本的に歌を中心に考えています。もちろんダンスも踊りやすいように作っていただいているとは思うんですけど、最初は歌だけで買ってもらうことが多いと思うので曲をメインに作っているかと思います。そこにあとから踊りを乗せていきます。



――歌が入っている曲と入っていない曲のダンスで違いはありますか。



ケント:全然違うと思います。歌詞があると自然に振り付けも歌詞の感情に寄っていきますよね。あとは、例えばその楽曲を披露しているアルスマグナをよく見せるには、まず歌っているメンバーをよく見せて、その上で後ろのダンスをよく見せる、みたいな骨組みがあるんです。「オススメはこれです」っていう主張を分かりやすく見せることを考えていますね。要素が多いぶんどこを見せたいのかしっかり考えなきゃいけないのが、歌付きとかチームダンスなんじゃないかなと思います。それが一気になくなるのがリズムだけで踊るときですね。ソロで踊っているときもそう。「俺を見ろ!」でいいと思うんです。





――【踊ってみた】のダンスとライブでやるダンスには違いがありますか。



ケント:踊ってみたではボカロ曲を使いますが、それは歌が入ってる曲と同じだと考えています。まあボカロのどこに寄せてるかで出来上がりの印象が変わってくると思うんですが、やっぱり歌詞の内容に寄ることが多いかな。ボカロ曲は大抵楽しいものを選ぶので、楽しいなら楽しいに乗ったほうがいいですよね。楽しいのに悲しいのやってもよくわかんないってなっちゃうから、楽しいのは楽しく踊る。それはボカロでも人間の声でもステージ上でも動画でも大きくは変わらない。


:そうですね、違いはないです。やっていることはダンスをしているということで変わらなくて、それが対観客であるのか画面越しで見てる人たちなのかってことですけど、でも見てる人はどちらも同じで僕らを見たい人。どちらかといえば動画のほうが、気持ちを画面越しまで飛ばさなきゃいけないので難しいと思います。人前で踊るときはその客席のなかの人たちに届くように考えています。というのは客席が埋まっているのにその外を歩いている人まで届けようとしても、いやその人見てないからっていう意味で。



【次ページへ】日本のダンスはこれからどうなる?

1 2 3

Copyright 2013-2019 All rights reserved, www.waseda-links.com