早稲田パフォーマンスサークル×アルスマグナ

質問コーナー

2018年5月30日

今回はダンスにまつわるインタビューということで、コラボ企画として早稲田のダンス・パフォーマンスサークルから質問を募集しました。TAP-LOVERSさん、東京花火さん、下駄っぱーずさん、踊り侍さん、ご協力ありがとうございました! 早稲田リンクスからの素朴な疑問も織り交ぜつつ、マニアックな質問やプロを目指す姿勢など、ダンスをやっている人必見のアドバイスがいっぱいです。

ダンス初心者が踊りをカッコよく見せるコツはありますか?(TAP-LOVERS)



ケント:……ないです!(笑) 自分のなかにカッコいいの引き出しがないのにカッコよく見せるのは難しいですよ。初心者だったら、自分のなかでカッコいいなって思う人が絶対にいると思うので、まずその人の真似をしたらいいと思いますね。時間が経ってくると色々なものを見て自然にそういうコツみたいなものがわかってくるから。とにかく自分がカッコいいと思うものを集めることかな。



男子女子で分かれて踊っているのが特徴なのですが、それぞれの振りで男らしさ女らしさを出すにはどうしたらいいですか?(東京花火)



:先ほどの答えと同じですが、色んなものを見て、自分がそのどこを男らしい女らしいと思ったのかを研究して真似していくといいと思います。そのサークル内でも多種多様な意見があると思うんですけど、そのなかで一番集まった意見が相対的に一番男らしい女らしいってことだと思うので、それをベースに作ってみたりとか。一度自分の目指してるものを探究してみることですね。



大人数で踊るときに構成面で一番気にしているところはどこですか?(下駄っぱーず)



ケント:見せたい場所をしっかり作ること。ここは絶対に見せたいんだというところに向けてその周りをどう固めるか。普段アルスマグナの振付もそうやって構成してます。例えば激しいものを見せたいならその前をあえて落とすとか、ちょっと動かないようにしてから一気に動くとか、そうするとメリハリがつく。だから、メリハリかな? メリハリ!



腰のアイソレーション(※体の各部分を単独で動かすこと)が苦手なんですがどこを意識して練習すればいいですか?(踊り侍)



:……腰、でしょうね。


タツキ:答え出た!(笑)


ケント:言うとすれば、とりあえず1回膝を曲げてから腰動かしてみなっていうくらいかな。膝伸びてる状態で腰動かないから。ぐっと落とした状態でやるといいと思います。



上半身の動きを華麗に見せるにはどうしたらいいですか? (TAP-LOVERS)



ケント:無理なく動くことじゃないかな。下半身がコッチ行こうとしているのに変に力を入れて上半身をアッチに、みたいなのはやめたほうがいい。足がコッチ行きたいなら身体全体をコッチに動かしたほうがスムーズにいくじゃないですか。そういう無理のない動き、身体の当たり前の動きを元に動いていかないと。上手い人って力が入ってなくて無理がないんですよね。肘はこれ以上曲がらないんだ! とかそういう部分を理解してそのなかで踊ってください(笑)



振りを作るときにどんなところからインスピレーションを得ていますか?(下駄っぱーず)



タツキ:振りを考えるの難しいですよね、わかります。僕ほんとに振付出ない人で。その場で作れ! って言われても出せないし、いやほんとに、出ない日は持ち帰っちゃいますもん。


ケント:得意な人に任せたほうがいいと思うよ、無理と思ったら無理だから(笑) でも、なにかテーマを決めるのがいいと思います。「今回はこういうのでいこう」って。逆に作った人がテーマを訊かれて答えられないようなものだと、踊りが出来上がってもごちゃごちゃになっちゃう気がする。



ダンスに欠かせない柔軟性や体幹を鍛えるためのトレーニングやストレッチで、毎日やっているものはなんですか?(踊り侍)



:ストレッチは毎日していますけど……。体育とかで柔軟体操とかやりますよね、それと同じことやってるだけです。でも、ただ伸ばすんじゃなくていまどこを伸ばしているのか、トレーニングだったら例えば腹筋を鍛えているなというイメージとか感覚がすごく大事ですね。


ケント:僕が踊りで関わった人で面白かったのは、柔軟体操で普段やらない動きをやけにやっていてなんでって訊いたら「あの技がやりたいから」って。その人ブレイクダンスをやる人だったんですけど、筋肉もすごいあるのにやけに柔軟の片側だけをやってて。そういう逆算もアリですよね。ただ、はじめたときって全部不足してるんですよ! だからひたすら全部やるといいと思います(笑)

踊ってるときって何を考えていますか?(早稲田リンクス)



タツキ:僕なにも思い出せないんですよね。そのときはなにか考えてるはずなんですけど、いざ終わった後振り返るとなんかその時間がくっきり抜けたような感じになっていて。たぶん楽しんでるんじゃないですかね、ただただ無我夢中に。えっ、記憶あります?


ケント:記憶はあります(笑) いや~まあ緊張しすぎてるときとかはすごい集中してるから次の振りを追ってることが多いですね。次はあそこに移動しなきゃとか。普段は、あの人が来てる~とか、ああ髪の色変えたんだとか、なんかステージに絆創膏落ちてるとか、お腹減ったなとか、意外とフリーに考えてます。



ダンスを見るときってどこを見たらいいんでしょうか?(早稲田リンクス)



ケント:お好きなところを見ていいですよ! 舞台とかが好きな人は全体を見たりとか、手の動きだけに集中して見たりとか、もう本当にお好きなところをどうぞって感じ。そこを抜け目なくどこまで作れるかというのはこっち側の仕事なので。どこからどう見ても面白いように一応こっち側は考えて、すべて抜かりなくやっているので。


:ステージではどこを見られても大丈夫なようにいますね、きっと。

プロとアマチュアの違いってなんですか?(TAP-LOVERS)



:これは勝手なおれの意見ですけど、お金を払って見に来てくれる人がいたらその人はもうプロなんですよね。無料で見てもらうんだったらどっちでも好きな気持ちでやればいいですけど、見るためにお金を払ってくれてるかたがいる時点でそこに対して責任というか、この人たちを楽しませなきゃいけない、なにかすごいと思わせなきゃいけないというのがありますよね。だからサークルの公演とかでチケット代をとったら、もうプロと同じことしてる、という自覚は持ってないと。いずれ本当にメジャーに行きたいと思って環境が変わったとしても結局踊ることは変わらないのだから、その感覚を早いうちから持っておくことが大事なのかなとは思います。


ケント:アマチュアのなかにほんの一握りのプロがいて、ただプロのなかにも残念ながらアマチュアがいて。僕のなかでの基準はやっぱり、提示したお金をお客さんが払えるのか、ちゃんとそのぶんの仕事をしてるのか、その価値があったのか。「もうあれはダメだよ」って言われたらおしまいですから。あとはプロといってもどこを目指してる人かによって全然違って、遊びでやってる人と世界に行くんだと思ってやってる人ではものすごい差がある。見ている先がその人を大きく変えると思います。



アルスマグナさんのインタビュー本編はこちら

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