www.WASEDA-LINKS.com>特集>早稲田の事件簿
2006/09/16
普段は個性豊かな調査員達の軌道修正をする役回り。しかし、「紺碧の空」を愛してやまないワセ女だったりもする。
「趣味はエクセル」というネクラにも関わらず、ワセ女代表として対決に駆り出された。「人間vs都バスvs東西線」以来の登場。
その独特のキャラクターのせいで、ついにファンが出たとか出ないとか。しかし、その人気に比例して調査を重ねる毎に体重が増えたという噂。
『わせだ〜わせだ〜 わせだ〜わせだ〜 わせだ〜わせだ〜わせだ〜』
私「わせださいこぉー!!」
こんにちは、私は杏っていいます。
ジュリアさんやJJと共に、所長の元で探偵事務所の調査員をしています☆
今何をしてたかっていうと、大好きな応援部のデモンストレーションを見ていたんです。
他の調査員には「根っからのワセ女だな」とよく言われている私。
だって早稲田が大好きなんだもん!
って、うわぁ、もうこんな時間! 早く事務所に急がなきゃ。
----------------------------------------------------------------------
ドアを開けるといつもの事務所の風景。皆、忙しそう。
ん? 所長と哀愁が何か話してるみたい。
哀愁「……こんな依頼前もありましたよね」
所長「だな。調査する必要無し。哀愁、依頼書をゴミ箱に捨てておいてくれ」
哀愁「了解」
どんな依頼なんだろう? 気になるなぁ。
私「哀愁! 捨てる前に私にもその依頼書見せて!」
哀愁「いいよ。読んだら捨てておいてね」
依頼書を手に取る私。どれどれ……
----------------------------------------------------------------------
こんにちは。私は早稲田大学に通っている1年の女子です。
この間、高校時代の友人に誘われて合コンに参加したんです。男3対女3でした。
男子学生「ところで皆さん大学はどちらなんですか?」
友人A「えっとぉ、慶應大学ですぅ」
男子学生「うぉぉ!! 慶應なんですかぁっ!! 慶應ガール!!」
友人B「一応、東京大学に通っています」
男子学生「まじでぇっ!? すげぇーっ!! 東大生!?」
私「早稲田大学です!!!」
男子学生「へ、へぇ……早稲田ですか……ワセ女……」
この……
この……
この温度差は、一体何なんなのぉぉぉぉぉおッ!!!
大学が違うだけで何故、扱われ方が違うのっ!!
東大はともかくとして、慶應とは偏差値的にはあまり変わらないはずなのに……。
何故早稲田だけ男の子のリアクションが悪いのっ!?
納得がいきません!!
優しい探偵さん。是非、是非とも私の雪辱を果たしてください!!!
----------------------------------------------------------------------
確かに似たような依頼、前にもあったなぁ……。(事件簿007参照)
所長「大体ワセ女が慶応ガールに勝てる訳ないじゃん。当たり前だよ」
テンコー「え、何故ですの?」
所長「だってさー、慶應ガールの方が可愛いじゃん! ワセ女なんか足元にも及ばないって」
ジュリア「……よくワセ女に囲まれたこの状況でそんな事が言えるわね。なめてんの?」
ジュリアさんの言う通り、事務所内にはジュリアさん・真知子さん・JJ・私と4人もワセ女がいるのに……。
今、気のせいか事務所内の空気が黒くなった気が……。
所長「ううっ……ご、ごめんなさい」
所長必死だなぁ。一言多いんだよね、いつも。
――ガタン。椅子の倒れる音。
その方向に視線を向けると、そこには今にも泣き出しそうなJJ。
JJ「しょ、所長はワセ女よりも慶應ガールの方が好みなの……!? いやぁぁぁぁ」
私「じ、JJ落ち着いて!」
JJ「……決めた。あたし慶應に編入する事にする。杏、今までありがとう。事務所へ行って退学届を出してくるわ」
杏「ちょ、ちょっと待って〜!!」
JJ出ていっちゃった……。
慶應に編入って全然解決になってなーい!
う〜ん、どうすればいいのかなぁ。
私「……そうだ!! 実際にワセ女と慶應ガールを戦わせてみればいいんですよ! 皆さんそう思いません!?」
一同「……面倒」
私「えぇっ!! 調査しましょうよ!! 悔しくないんですか!?」
そんな私の言葉に反して、次々と事務所を出て行く調査員達。ひ、ひどいよぉ……。
でもっっ!! 一人のワセ女として、やっぱりこの依頼を引き受けないわけにはいかないよね。
ワセ女と慶応ガールを戦わせて、実際にワセ女が勝てば所長も考え方を変えてくれるはずだし、JJも戻ってきてくれる!!
何より、この依頼人のワセ女の名誉を守らなきゃ!!
ワセ女がこんな扱いされていいはずないもの!!
----------------------------------------------------------------------
そうと決まれば、調査の準備。ワセ女:慶應ガール=2:2で対決するのがいいかな?
まずは対決相手の慶應ガールを探さなきゃ。
そうだ、慶應に通ってる高校時代のあの子に連絡とって、友達で一番可愛い子2人を連れてきてもらおう!
早速メールしてみよっと。
〜10分後〜
返信がきたみたい。
どれどれ……おっ可愛い慶應ガールを2人連れてきてくれるって! やった☆
これで慶應ガール2人は確保。
そして肝心のワセ女。
私「ワセ女誰にしようかなぁ……こんな体当たりな調査に協力してくれるワセ女なんているのかなぁ」
早速ちょっと不安になってきた……と、その時!
わたしの携帯に電話がかかってきました。画面を見るとジュリアさんからみたい。
ジュリア「杏ちゃん!」
私「あっ、ジュリアさん!! どうしたんですか??」
ジュリア「私は忙しくて調査に協力してあげられないけれど、その代わり調査に協力してくれそうなワセ女を1人見つけておいたから! 連絡先メールで送っておくね!」
私「ジュリアさん……ありがとうございます!! やっぱりジュリアさんもワセ女ですね!!」
ジュリア「杏ちゃんにはいつも助けてもらってるしね。調査頑張って!」
ジュリアさんのおかげで、ワセ女1人確保。 感謝!!
でも後1人足りないなぁ……どうしよう。
そうだ! 後1人は調査員の中で土曜日暇なワセ女にしちゃおう。
スケジュール管理は私の仕事だから、皆のスケジュールは簡単に分かります。
これが皆のスケジュール。
皆、忙しいなぁ……あ、でも真知子さんの予定だけ“不明”。
確実な用事は入ってないみたいね。
うん、真知子さんにしよう!
いつもの様にちょっと離れた窓際で、エクセルで会計表を作成している真知子さん。
私「真知子さん! 今週の土曜16時に高田馬場駅のロータリーに来て下さいね〜。ではでは、お先に失礼します☆」
真知子「えっ! 杏ちゃん! その日は小学校のクラス会があるのよ!! ってもういないし……」
よっし、これで対決するメンバーが全員集まったぁ。 土曜日が楽しみだ!
----------------------------------------------------------------------
と・い・う・わ・け・で。
ワセ女と慶応ガールで対決をして貰い、<魅力的な女性である度合い>を表す“女力”を調査する事になったのです。
題して「ワセ女vs慶應ガール」!!
対決は3回戦行い、2勝した方の勝ちになるの。
8月某日、JR高田馬場駅前ロータリーに2人のワセ女と2人の慶應ガールが集まりました。
対決してくれる4人のプロフィールはこちら。
|
私「今日は調査に協力して頂き、ありがとうございます☆ 今回は三つの対決を経て皆さんの“女力”をはかります。よろしくおねがいします!」
稲穂・陽菜子・桂子「よろしくおねがいしまーす!」
真知子「えーっ、対決するなんて私きいてないよ!!」
そうだ真知子さんに言ってなかったんだ! まぁいっか☆
私「ワセ女代表として頑張ってください! 真知子さんなら大丈夫ですよ☆ 期待してますからね〜」
真知子「……あ、杏ちゃん……」
哀愁「4人を集めたはいいけど、一体どうやって対決させるつもり?」
何も予定が入ってなかった哀愁にも付いてきて貰っちゃいました。
私「じゃじゃーん! これを使って対決するの☆」
一同「ティ、ティッシュ!?」
そう、まずはティッシュ配り対決。
JR高田馬場駅前でワセ女チームと慶應ガールチームで分かれてもらい、50個のティッシュを何分で配りきれるか? というもの。
こんなに。配りきれるのかなぁ?
それぞれのチームにティッシュ50個を渡します。
陽菜子さん「えーっ、こんなに配るんですかぁ?」
稲穂さん「ティッシュ配りはバイトで経験済みなのでばっちりです!」
若干ワセ女チームの方がアドバンテージ有り、って感じかな?
ワセ女チームと慶應ガールチームに分かれて、いざ対決開始!
まずワセ女チーム。
挟み込み。これは作戦なのかな?
哀愁「……っていうか、このティッシュ広告も何も入ってない普通のティッシュだから、配りにくいんじゃない?」
そう、今回使うのはホントに普通のティッシュです。種も仕掛けもありません。
杏「大丈夫! 大丈夫! ほらあれ見て!」
稲穂「クリネックスでーす」
今回配るのは何も書いてないティッシュだから掛け声が難しいかなぁと思ってたんだけど、そこはワセ女。
とにかく声を出して積極的に配っていくみたい。
通行人もメーカー名が表に書いてあるから、不思議がりながらも貰ってくれてる様子。
そりゃぁ広告がないティッシュなんて不思議だよね。
一方の慶應ガールチーム。
こっちも順調そう。笑顔で配ってる。
哀愁「あっ……」
杏「どうしたの? 哀愁」
哀愁「あれを見て」
杏「ん? あっ! 慶應ガールが二個ずつ配ってる……」
そう、慶應ガールは2個ずつ配っていたのです。
特に今回は「1個ずつ配らなきゃダメ」というルールは設けていなかったんだよね。
頭脳派!!
そろそろワセ女チームが配り終わったみたい。
あれだけのティッシュがすっからかん!
集合場所の高田馬場駅前のロータリーに戻っていくわ。
慶應ガールチームの方はどうなったのかなぁ?
走る走る。全速力です。
あっ!! もう慶應ガールがいる!!
という訳で、気になる結果は、
ワセ女チーム……4分
慶應ガールチーム……2分
第1回戦「ティッシュ配り対決」は慶應ガールチームの勝利!!
2分の差は慶應ガールの2個配りが効いたのかなぁ? うーん賢い。
真知子「……慶應ガールの2個配りは絶対反則だよ……きぃっ!!」
稲穂「まぁまぁ落ち着いて、落ち着いて……」
お、最初は嫌がっていたのに真知子さん悔しがってる。
----------------------------------------------------------------------
私「皆さんお疲れ様でした☆ じゃぁ、次の対決をしますので私について来て下さい〜。」
高田馬場駅から東西線に乗ります。
真知子「東西線なんて懐かしいわね……」(事件簿003参照)
哀愁「……真知子さんは見てただけじゃないですか」
真知子「最下位の人間が何言ってんの」
哀愁、黙っちゃった。それにしても懐かしいなあ。
思い出深い東西線を降りて、数分歩いて着いたのは……。
サークルの聖地、新学生会館。
陽菜子さん「一体何するんですかぁー? こんな所で……」
杏「……ふふふ、皆さんには『全身総額対決』をして貰います!!」
一同「えぇーっ!!」
一般的に“おしゃれに無頓着”だと言われるワセ女と、“おしゃれにお金をかけている”と言われる慶應ガールでは、「どちらが本当におしゃれに気を使っているか」を全身のファッションの総額で確かめるというもの。
実は普段着で来てもらう為に、ワセ女さんと慶應ガールさんにはこの対決はシークレットにしていたの。我ながら名案☆
私「では、この用紙に今日着てきた服などの、買った所と金額の記入をお願いします☆」
一同「は、はい……」
うん、書いてる書いてる。
稲穂「このワンピース、ウォンで買ったんだよねー……」
一同「ウ、ウォン!?」
流石ワセ女。その行動力は海外までにも及ぶのね……。
陽菜子「これお姉ちゃんと共有の服なんで電話してみますね〜」
慶應ガールでも姉妹で服を共有する事があるんだぁ。意外!
その結果がこちら。
|
|
杏「真知子さんお下がり多っ!」
哀愁「……対決なんだから、もっと気合いれてくればよかったのに」
真知子「う、うるさいわねっ!! 知らなかったのよ、こんな対決があるなんて!」
哀愁「ワセ女同士の間でも、慶應ガール同士での間でも差はあるよね。」
杏「ん〜やっぱり人によってファッションにかけるお金の金額は違うのかなぁ?」
という訳で結果は、
ワセ女チーム 44000円 + 7000円 = 51000円
慶應ガールチーム 7700円 + 31090円 = 38790円
第2回戦「全身総額対決」はワセ女チームの勝利!!
“おしゃれに無頓着”だと言われるワセ女だけど、実際の所はそうじゃないのかもしれないなぁ。うんん。
----------------------------------------------------------------------
真知子「最後はどんな対決なの? 杏ちゃん。」
私「それは始まってからのお楽しみです☆ あっ! きたきた!」
向こうからやってくるのは哀愁と男性3人。
哀愁「連れてきたよ」
真知子「杏ちゃん、もしかして……」
私「そうです、最終対決はワセ男との懇親会です!」
一同「……って、合コンじゃん!」
最後はワセ男との合コ、こほんこほん、懇親会。
ワセ女・慶応ガールの4名とワセ男3名で1時間半話してもらって、一番印象の良かった人をワセ男さんからこっそり教えて貰うの。
つまり、内面と外面の両方から女力をはかるって訳。
懇親会の会場は22号館の隣にある「ULTRA CAFE」。
普段は国際教養学部の学生や留学生で賑わっている、おしゃれなカフェ。
そして、今回哀愁の紹介で協力してくれたワセ男さんはこちらの3人。
左から「早稲田祭2006」運営スタッフの吉川さん、東城さん、がいすーさん。
皆さん、“早稲田祭を盛りあげよう”という運営スタッフの一員だけあって、アツイ!!
ちなみに、この東城さんは哀愁の知り合いで、「1週間わせ弁食べ尽くし!」という何ともハードな挑戦にトライしてくれたつわもの。期待できそうだ☆(事件簿008参照)
そして、18時に懇親会スタート!!
一同「カンパーイ!!」
哀愁「……真知子さん、まだ始まった直後なのにテンション低くない?」
私「真知子さぁーん! 笑って笑って!! ワセ女頑張れー!」
がいすー「“慶應生ならでは”みたいなの何か聞きたいなぁ」
早速、慶應トークみたい。
吉川「何か聞きたいよねぇ、慶應っぽい感じの」
陽菜子「えーっ慶応生ってどんなイメージですかぁ?」
がいすー「いやぁなんか毎日ウェディングドレス着てさぁ」
陽菜子・桂子「いや、それはないですよ!! ミスコンだけですよ〜!!」
相当ワセ男さんのテンションがあがっているみたい。
普段あまり接する機会のない慶應ガールがいるからかな?
素敵な笑顔をしています。
あ、今度は稲穂さんの新聞社でのバイトについて話しているみたい。
稲穂「夜中の3時半に仕事が終わって、次の日朝8時半からまた仕事がある時とかは、もう男も女も関係なくソファーに寝て……みたいな。だから、寝顔とか『見ないでー』とかじゃないんです」
真知子「ですよねー」
稲穂「もう寝顔『見ろ!!』位の勢いでー……もう女じゃないんですよ」
一同「あははは」
恐るべしワセ女。でも、ワセ女だからできるバイトなのかもしれないなぁ。
あらあら、真知子さんお酌なんかしちゃって。
吉川「俺みたいな慶應ボーイいないでしょ?」
陽菜子「いますよー。(ワセ男と慶応ボーイでは)全然変わりないですよ! 正直」
一同「へぇ〜」
がいすー「え、皆襟立ててるんじゃないの?」
桂子「立ててませんよぉ〜(笑)」
陽菜子「あーでもお兄系多いですねぇ。うちのサークルにはいないけど……」
がいすー「やっべ! うち誰もいなくね!? そこまでお兄系とか言われるキャラいないよね!?」
陽菜子「え、なんかこういうとがった靴とか履いてる人とかいないですか?」
真知子「そんな靴はいた瞬間早稲田では晒し上げですよ!!」
一同爆笑
……っと、そろそろ時間みたい。
杏「じゃぁ、そろそろ時間なのでワセ男さんはこちらへ来てください」
書き書き。結果が気になる所です。
ワセ男さんが記入し終わった所で皆で記念撮影。
ご協力ありがとうございました☆
気になる結果は……
ワセ女チーム 1票
慶應ガールチーム 2票
誰に票が入ったのかは気になるところだけど、そこは秘密です☆
という事で、
第3回戦「ワセ男との懇親会」は慶應ガールチームの勝利!!
これで対決が全て終了。
【最終結果】
第1回戦「ティッシュ配り対決」 慶應ガールの勝利!
第2回戦「全身総額対決」 ワセ女の勝利!
第3回戦「ワセ男との懇親会」 慶應ガールの勝利!
という訳で今回の「ワセ女vs慶應ガール」は慶應ガールの勝利!
----------------------------------------------------------------------
数日後。
事務所で対決の調査書を眺める私。
私「うーん、慶應ガールの勝利かぁ……」
早稲田大好きな私としては納得いかないんだよねぇ。う〜ん。
真知子「く、悔しい……」
最初は乗り気じゃなかった真知子さんもさすがにに悔しいみたい。
そりゃぁ対決した張本人だからそうよね。
所長「ほらやっぱり慶應ガールの方が……い、いや何でもないよ! あはは!」
あ、真知子さんが所長をじーっと睨んでる。ジュリアさんまで。怖い……。
所長、目あわせようとしないし。
――バタン。ドアの開く音がする。誰だろう?
そこにはご機嫌なJJ。
私「JJおはよ−! 何か良い事でもあったの?」
JJ「あっ分かるぅ〜? 実はねぇ……彼氏ができたのぉ☆」
一同「えぇーっ!?」
私「じ、JJは所長が好きだったんじゃないの?」
JJ「うふふ、『だった』んだけどねぇ……慶應に編入試験の手続きに行ったら、とってもかっこいい慶應ボーイに声かけられちゃって☆ アドレス交換して仲良くなって……それでね……」
一同呆然。
JJ「まぁワセ女だってモテるって事よねっ。うふふ。杏にも今度素敵な慶應ボーイを紹介してあげるから楽しみにしててっ。じゃぁこれから彼氏とのデートなんで! 失礼しまぁーす☆」
バタン!!
あ、行っちゃった……。
所長「……」
ちょっとちょっと。所長、口開いちゃってます。こっちの世界に戻ってきてー!
ジュリア「にしても、慶應ガールに負けたのはワセ女として悔しいわね〜」
テンコー「そうですわ、ワタクシのこの美貌が慶應ガールに負けてたまるものですか!」
真知子「あれ、あなた女だったっけ?」
私「でも実際対決で負けちゃったからなぁ……悔しいけど」
哀愁「……俺はワセ女の魅力も慶應ガールの魅力も対決で競えるような、一口で言えるものじゃないと思うけどなぁ。」
王子「僕もそう思います!」
私「どういうこと?」
哀愁「だって、ワセ女の積極性も慶應ガールの麗しさも別次元じゃない? どっちが良いかなんて測れないと思うし、本当に双方の魅力がそれだけだとは言えないと思う。第一、俺は一緒にガリガリ君やワセ弁を食べてくれる女性に一番魅力を感じるし」
最後の一文は別として、哀愁の言う通り、今回の対決で測った魅力はワセ女と慶應ガールの中の魅力の一部で、実はまだまだ魅力が隠れているのかもしれないなぁ。
実際対決に協力してくれたワセ女も慶応ガールもとっても素敵な人達だったし。
やっぱりそれぞれの個性はそれぞれとして評価されるべきなのかも。
ワセ女も慶應ガールも、どちらも魅力を持った女性なのですね☆
所長「JJ……」
あらあら。ワセ女を見くびった罰ですよ、所長。
おわり
【予告】
ある学生団体から、「ワセメシ」に関する依頼が……!?
※次回の公開は10/7を予定しております。お楽しみに!
▲ページ上部へ戻る