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サークル

新歓ビラのゆくえを追うと、地球に優しい世界が見えた

一面のビラの絨毯

これは新歓期間の早稲田大学だ。

私たちが新入生に配るビラの多くは、このような末路をたどっている。

そして次の日に学校へ来ると綺麗な地面が現れている。

妖精さんが掃除したのかなと思った人もいるかもしれない。

しかし実際は、早稲田大学学生NPO環境ロドリゲスのみなさまが中心となって拾ってくれていたのだ。

活動を主催している環境ロドリゲスの中の企画、『えこのわぐま』のみなさんにお話を伺った。

この活動を始めたのは5年前。それまでは上の写真ように落ちているビラの回収は全て清掃係の方がやっていたそうだ。

「ビラの配布は自主的に行うものです。しかし、その回収は行わない。あとは誰かよろしくってかっこ悪くないですか。」

企画長の秋本さんはこの企画が始まった理由をこう説明した。

確かに、ビラは配る側の手を離れた瞬間に誰の所有物でもなくなる。

しかし配るだけ配って、あとのことは知―らんぺ!いうのはあまりに無責任だ。

実は、ビラ拾いを行うのは『えこのわぐま』のみなさまだけではない

『環境ロドリゲス』は3月にあるサークル講習会において、全早稲田大学公認団体へ呼びかけをしており、さまざまな団体がビラ拾いに参加している。

当日は新入生や公認団体ではないサークルの皆様にもご協力いただき、多くのビラ回収をすることができた。

また、ビラそのものの量を減らす努力も各団体に促している。

私はお話を聞いている中でとても驚いたことがあった。

皆さんは知っているだろうか。

なんと回収したビラは早稲田大学のトイレットペーパーになっているのだ!!!

私たちが日々使っているトイレットペーパーは、かつて多くの人に配り、ただのゴミになりかけたビラたちだったのだ!!新歓期に回収したビラは297キロ。ここから198個ものトイレットペーパー生まれた

新入生に受け取ってもらえず、無残にも地面に捨てられたビラがこのような素敵な活動によって生まれ変わっている。いきなり環境問題に取り組むのは気が重いかもしれないが、早稲田大学にいながらできることだってあるのだ。まずは身近なことから考えてみようと思う。

「えこのわぐま」の皆さんの呼びかけに、全ての団体が協力してくれるわけではないと言う。今年度参加したのは73団体だった。去年の120団体と比べるとその数は激減している。強制ではないため強く言うことはできないが、ビラの配られる枚数を考えると多くの団体の協力が必要不可欠である。

自分たちの作ったビラに責任と愛情を持ち、この活動に参加する団体がさらに増えることを期待したい。

取材/文 : 大野咲優里

環境ロドリゲスさんのツイッターはこちら↓↓

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