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イベントごはんサークル

農系サークル合同の美味しい新歓に潜入取材!!

4月8日月曜日、高円寺の商店街の一角で五つの農系サークルによる新歓が行われていた。『WHALE』店内を貸し切り、各サークルが一から作って持ち寄った食材を用いて料理をふるまうという内容だ。

農系サークル故に真面目な雰囲気を想像していたが、実際に行ってみると、素敵なお店の雰囲気とサークル員の楽しげな話し声に心が躍る。

①自家製内藤唐辛子の食べるラー油のキャベ大根サラダ:ピリッと辛いラー油がキャベツによく合い、いくらでも箸がすすむ。何より、添えられたトマトがとっても甘くて美味しい。

②西崎ファームの鴨皮甘辛焼き:照り焼き風味でついお酒が欲しくなる。口の中に残る鴨の油はとても上品で、コリコリとした触感がたまらない一品。

③西崎ファームの鴨もも肉と関谷農園のネギのカモネギ炒め:噛み応えのある鴨肉とシャキシャキ感を残しつつもトロトロのネギが美味しい。オイリーな味付けがネギと相性抜群。

④狩部のイノシシ肉のロースト〜本庄の人参とアスパラを添えて〜:とても本格的で感嘆する。表面がカリっと焼かれており、程よく味がついていて美味。臭みは全くなく、やわらかくて食べやすい。

三芳村の夏みかん:酸味が強く、料理の後のお口直しにピッタリ!!

 メイン料理は、いよちゃんこと伊豫隅春乃さんが作る”いよちゃんカレー”。彼女は『こだま』と『インドカレーサークルchai』に所属しており、活動の一環で月に一度『豆くじら』を貸し切り、地元の食材を使ってカレーをふるまっているという。

この日は“本庄春野菜ココナツカレー”というカレー。本庄児玉地域で作ったというねぎやにんじん、アスパラがごろっとたくさん入っている。いよちゃんによると、ニンジンやアスパラ、ねぎは全体としてコロッとした触感であるため、やさしい味のカレーにしたという。また新入生を考慮し、まろやかな味になるようにスパイスを調合したそうだ。

カレーを作るいよちゃん

食べてみると、野菜の甘さが口の中に広がり、そのあたたかい味に魅了される。カレーはスパイスを調合するところから作っており、その調合により無限に様々な味のカレーができところが面白いと、目をキラキラ輝かせながら語っていたいよちゃんの姿が印象深い。

五つの農系サークルが集まるので新入生の取り合いに火花を散らすのかと思えば、そのような様子は全く垣間見えず、各サークルの仲が良い。複数の農系サークルを掛け持ちして所属している人も多く、農系サークル全体の横のつながりが密接であることも魅力的だ。

牛乳で乾杯

それぞれのテーブルは、いろんなサークルの先輩や新入生が交わって、農に関すること、サークルのことなど様々な会話が弾む。そこには和気あいあいとした雰囲気が漂っていて、とても穏やかな時間が流れていた。

サークル員は農系サークルに所属しているとはいえ、実際に家が農家であるという方は少ない。多くは「土をいじりたかった」「自然の中で過ごしたい」「子供と戯れたい」といった目的でサークルに所属しているようだ。学部も、理工学部や文学部、文化構想学部など多様であった。またサークル員の中にはインカレの人も多い。この日は電気通信大学から新入生が来ており、様々な学生でにぎわっていた。

ひとくくりに早稲田の農系サークルといってもその種類は多く、活動内容もサークルごとに異なる

『学生NPO農楽塾』は、「早稲『田』と書くのになぜこの地域周辺には田んぼがないのか」という素朴な疑問から始まり、実際に大隈庭園の土地の一角を借りて田んぼを育てている。そのほかに菜園なども育てるなど、農に関する体験をメインに様々な活動を行っている。

『思惟の森の会』は、岩手県田野畑村で育林活動や地元の方と地域交流するサークルである。もともと大学の授業の一環だったのが独立してできたという。この森の会では、田野畑村の土地柄で、育林などの林業のほか時に漁業や酪農などの活動も行っており、第一次産業すべてを経験することができる唯一のサークルだ。

こだま』は2018年に新設されたサークルで、埼玉県本庄地域で『JA埼玉ひびきの』と共に活動している。このサークルでは農に関する勉強に重きを置いているのが特徴である。定期的に農の経営やマーケティングを実践するために『こだまcafé』という勉強会を開くなどしている。また、カレー店でのコラボ企画を『豆くじら』を間借りして行っている。

狩の部』では、獣害問題に取り組んでいる。きっかけは、早稲田大学の岩井教授が実際に獣害の被害にあったのが始まりだそうだ。狩猟の手伝いをしながら狩猟技術を学び、実際に狩を行うことができる。さらに狩った動物をさばき解体するところまで行うので、命の大切さも学ぶことができるサークルである。

三芳村』は、千葉県南房総市の旧三芳村で活動している。子供の教育×農業をテーマに、三芳村の里山の中で年間を通した田んぼづくり子供に体験してもらい食への関心を深める活動を行っており、子供とかかわることができるのが大きな特徴だ。そのほかにも大学生向けの有機農業体験企画なども行っている。

笑顔で活動説明をしてくださった『三芳村』の大森さん

農系サークルは大学生活に新しい彩りを与えてくれることだろう。農業に関して興味がある人はもちろん、そうじゃない人でも自然とともに日々を過ごしたい人、時間を忘れて土をいじりたい人などもぜひ農系サークルを検討してみてはいかがだろうか。

この記事を読んで本庄野菜のカレーが食べたくなってしまった方、「8日の新歓、参加すればよかった…」と落ち込んでいる方がいるのではないだろうか。

諦めるのはまだはやい。農系サークルの合同新歓は終わってしまったが、4月22日月曜日に「こだま」が単独で、同じ『WHALE』にて新歓を行う。

カレーを食べるチャンスはまだ残っている。カレーを食べたい方だけでなく、農系サークルに興味がある方、話を聞いてみたい方はこの機会を生かして参加してみよう。

取材/文:小笠原玲・平内茉莉

各サークルのTwitterはこちら↓↓

農楽塾 @nogakujuku

思惟の森の会 @moritanohata

狩り部 @wasedakaribu

https://twitter.com/wasedakaribu

こだま @vegetablekodama

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