Loading...
イベント

学生制作の映画『色の街』インタビュー

先週に引き続き、今週も映画『色の街』を特集します。

今回は、監督・脚本を務めた森平周さんと、主演・プロデューサーを務めた黒澤優介さんをはじめとした五名の主要キャストの方々に映画『色の街』について色々なお話を伺いました!

監督・脚本 森平周

《CAST》

黒澤優介(相田雅):主人公。東京の私立大学生/埼玉県立熊谷東高校3生。

矢崎希菜(増田カナ):ヒロイン。相田の高校の同級生。夏休み明けから誰とも話さなくなった。

安慶名晃規(加藤):高校生。ある人を探しに名古屋から自転車で東京に来た。

つじかりん(西村亜美):相田の大学の友人。

早乙女ゆう(川崎穂香):相田の高校の同級生。主人公。東京の私立大学生/埼玉県立熊谷東高校3年生。


–はじめに、完成披露試写会を迎えての今のお気持ちをお聞かせください。

森平:自分は普段、主に演劇をやっているのですが、今回の映画には演劇の3、4倍の数の人が関わってくれているので、ひとまずは皆さんに完成品を見せることができてホッとしています。

黒澤:普通の生活をしている中で、こうやってみんなで映画を撮るようなことはなかなかないので、とても貴重な経験ができたなと改めて感じました。

黒澤優介さん


–今回の映画『色の街』はどのような経緯で始まったのでしょうか。

黒澤:他のドラマの撮影の休憩中に突然、「俺、こんなことしてていいのかな?映画作ろうかな。」って思ったんです。そこから、何回か一緒に舞台をやっていた森平くんに声をかけて、映画撮ろうかってなってそのまま撮りました。本当に動き出したのは去年の9月とかですね。

森平:結果すごい大変だったんですけどね(笑)


–森平さんは元々舞台で活躍していたため映画の脚本を書くのは初めてだったということですが、意識したことや難しかったことはありますか。

森平:演劇は言葉でどんどん想像力を広げていくところがありますが、映画でそれをやってしまうとちょっとチープになってしまうし、語りすぎになってしまうなと感じました。ですから、言葉と映像のバランスは意識しましたね。

森平周さん


–学生のみの作品作りの良かった点や難しかった点はなんですか。

安慶名:同世代の人が多くてとても話しやすかったです。それもあって、普通の現場よりも相談しながら撮影できたかな。 

黒澤:安慶名くんとは、ここができないとかここが違うと思うとか結構話しながら撮影できたよね。気になるシーンを事前に稽古したり。

森平:でもやっぱり学生だから使える機材が限られていて。ピンマイクがなかったシーンもあったから、そういうシーンはアフレコして編集で頑張りました(笑)

黒澤:通行人を止めるのも大変で。小手さんの出演シーンは1分くらいだけど、人通りの多いところだったので実際は撮影に一日かかってます。通りがかる人が「小手さんが殴られてる!」って反応してて、これがスターかと思いました(笑)


–ヒロインの増田カナ役を演じた矢崎さんに質問です。一言も喋らない役柄でしたが、演じる上で意識したことはありますか。

矢崎:台詞がない分、表情や目の動きだけで感情を表現しなきゃいけないので、そこはとても難しかったです。それと、増田カナという役が喋らなくなった理由について監督から指示がなかったので、自分の中でしっかり理由を作ってお芝居しました。

矢崎希菜さん


–監督の森平さんに質問です。森平さんは映画『色の街』のテーマは「ありのまま」だとおっしゃっていましたが、そのことについて詳しくお聞かせください。

森平:最近、世間は「ありのままの自分がいいよね」って言いますが、じゃあ、“ありのまま”ってなんですかって思うんです。それぞれのありのままの姿なんて言われても、どれが本当なのかなんてわかんないし。だから、「ありのままがいいって言うけど、結局それってどういうことなのかな」ってことを考えて作りました。


–キャストの皆さんは、映画を通して観客にどういったことを感じてもらいたいですか。

安慶名:脚本を読んで、加藤という役を通して、自分は思春期だったり、中学生高校生の頃の悩みを抱えたまま大人になってるなってことがわかりました。でも、今回加藤をやらせてもらった中でそれが割と浄化されたんです。それができたのはこの作品のおかげですが、それを抱えたまま気づかないで、あるいは忘れてしまって生きている人もいると思うんです。だから、この作品を見た人にとって、もちろんそれが正解なのか、悩みが浄化できるかはわからないけど、少なくとも考えるキッカケになればいいなと思います。

森平:めちゃくちゃいいこと言うね(笑)

左:黒澤優介さん 右:安慶名晃規さん

黒澤:今SNSとか色々あって、自分の知りたい情報だけ知って視野が狭くなっているとか言われてるじゃないですか。だから自分が見ているものが本当なのかなって言うのは常日頃思ってて。それこそ自分が俳優をやっていなかったらわかっていなかったこともたくさんあります。世界はきっと本当じゃないことばかりというか。だから、デマを鵜呑みにして傷ついてしまう人がいる今のこの状況について、見てる人にも色々考えて、感じて欲しいです。

早乙女ゆうさん

早乙女:私は今回の役をやるときに、絶対クラスの中で一人はいる人を意識しました。その場のノリとか、相手のことを傷つけたり、悪意はないけど相手にとってはすごく嫌なところに土足で踏み込んでしまうようなことって多分誰もがしてしまう可能性があると思うんです。それは学生だからってだけじゃなくて、大人もそう。だからあのクラスメイトを見て嫌だなって思ってもらえたら、自分はこういうことをしないようにしようって考えにつながるんじゃないかな。


–最後に、映画の見所など、これから映画を観る人たちに一言お願いします。

つじ:役者は、お客さんにどう見られているのかっていうのを考えながらお芝居していると思うので、一人一人のそういうところに注目してみてほしいです。

つじかりんさん

早乙女:この映画はすごく素敵なヒューマンドラマというか、繊細な心の動きがよく表れている映画だなあって思っています。思春期特有の感情だったりとか、そういうのをみて懐かしい気持ちになったり、今や未来の自分に重ね合わせて見たりしてほしい。とにかく、気負わず素直に見てもらえたら嬉しいです。

安慶名:先ほども言った通りなんですが、自分が昔抱えていた悩みに気づいて、それと向き合うきっかけとなる存在にこの映画が慣れたら嬉しいです。

矢崎:この映画の結末もきっと人によって見方が全然違うだろうし、正解なんてないから、見終わった後にそれぞれ違うものを感じていただけたらな、って思います。

黒澤:僕自身、この映画の登場人物と自分自身を重ね合わせて感じるものがたくさんあったので、みなさんも自分を重ね合わせて自分のありのままってなんだろうとか、考えるきっかけになれればなと思います。それから、過去編と現代編で色味を変えたり、撮ってるカメラが違ったりするんで、そういったところにも注目してほしいです。

森平:テーマは“ありのまま”だとか色々言ったんですが、別にそういうのはこれから観る人は考えなくても良くて。ただこの30分くらいの映画に出てくるたくさんの人たちの中の一人にでも想いを馳せていただければ、もうそれだけでいい映画なのかなあと思っているので、そうなればいいなと思います。

映画『色の街』は、2019年11月公開予定です!

取材・文:井上敬耶 写真:立岩知明

みなさんのプロフィールはこちらから↓↓

黒澤優介
公式サイト
https://sapporopurearu.wixsite.com/kurosawayusuke
所属事務所ホームページ
http://www.tamura-pro.jp/kurosawa.html

矢崎希菜(ヒロイン)
事務所ホームページ
http://www.suns.fm/kina-yazaki/

安慶名晃規
https://mirrorliar.com/portfolios/kouki1112

つじかりん
https://karintsuji-fan.jimdofree.com/

早乙女ゆう
http://www.suns.fm/yu-saotome/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です