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【早稲田受験者必見】決してMARCHを侮るな!

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※この記事は主に文系受験者向けの記事になります

早稲田大学を受験する多くの人が最低MARCHには合格したいと思っているのではないでしょうか。しかし、早稲田よりワンランク偏差値が下がるといえどもそう簡単にはいかないのがMARCHです。

あくまで第一志望が早稲田大学のときMARCHの対策はどのぐらいするべきかという質問をよくされますが、それは結局のところ自分の学力次第ですし、科目によっても異なります。

今回は私の体験談をもとに早稲田と明治の入試を比較しながら早稲田を第一志望にしている人のMARCHの立ち位置とその対策について言及していきたいと思います。

■英語

〇概要

正直なところ早稲田とMARCHではすべての点において難易度が違うと思います。それゆえに闘い方が違ってきます。ざっくりと言ってしまうのならば、早稲田の場合は基礎的な取れるところはしっかりとる、発展問題をどうにかこうにか半分ほど狙いにいくかのような闘い方をします。

これは逆に言えばいくらかは落としてもいいということになってきます。もちろん最初から「ここも捨てようあそこも捨てよう」では話になりませんが、どこを落とすのか、これも早稲田においては重要な作戦になっていくと思います。

一方で明治含めMARCHは基礎問題がほとんどなので、基本的には全部狙いに行きます。実際に早稲田の過去問を解いた後にMARCHの過去問を解いてみると「なんだ割と取れるじゃん」と思うかもしれませんが油断をしてはいけません。

あなたでもその点数が取れるのなら、周りの受験生は同じかそれ以上の点数を得点してきます。それを踏まえてMARCHでも油断せずに勉強をしてもらいたいと思います。

〇長文

早稲田大学の英語は内容が専門的であったり、割と最新の話題であったりすることが多く、背景知識の有無がものを言います。

また早稲田大学の問題の特徴としては、選択肢がかなり凝った作りになっており、仮に文章の内容が理解できたとしても選択肢をかなり入念に吟味してリーズニングしなければ間違えてしまうことがあるのです。

年によっては、各予備校の解答速報で答えが割れている問題もあるなど、プロの予備校講師でさえも間違えてしまう問題が含まれていることがあるということです。

早稲田大学の入試においては
①「文章が読めて理解できる力」
②「正確に選択肢を選べる力」
を大学側から要求されています。読むのにも一苦労、解くのにも一苦労というわけです。

一方で、明治大学の英語の問題は主に①さえクリアできれば基本的には解けるます。選択肢に関しても早稲田に比べてそこまで複雑ではなく、参照箇所さえ見つけてしまえば正解ができるような問題が多いです。

内容に関しても「何言ってるのか全く分からない」といった難しいものはあまりない気がします。

こうなってくると「明治なら内容がわかる…解ける…うれしい…」と逆に感動します。内容が理解できるだけでありがたいと思えてきます。私の場合むしろ明治の過去問を解いて「明治なら内容がわかる…」と安心したものです(笑)
しかしこれは極端に言えばあなたを含め受験生全員「ある程度正解できる」というのが前提で話が進むわけです。

また早稲田よりも比較的文量が多くスピードを要求してくることが多いです(ここが日東駒専とも違うところです)。私個人的な見解では「MARCHも対策しないと!」と頭を悩ませているうちはまだ英語の学力が少し足りていないと思います。

特に大切なものは主に①の文章を読んで理解する力です。①の力さえあれば明治は十分に戦えるし、早稲田合格の入り口には立てていると思います。逆に言えば①の力がないと早稲田はおろか明治も十分に戦えません。

早稲田も落ちてMARCHも受からず日東駒専にしか受からない人は大体こういう人(現役の時の私)です。

高3の夏まで長文を読む練習を少しずつしていき、マーク模試でも長文はらくらく読めて答えも大体正解できる状態まで仕上がっているならば秋以降早稲田の過去問に取り組み始めていいと思います。

しかし、まだマーク模試の長文でさえ安定せずあやしく、①が十分ではないと感じたならば秋以降まず明治の過去問で実践的に①を鍛えるべきです。(英語に関しては何も明治である必要はないです。レベル的にMARCHの長文ならどこでもいい材料になると思います)

ある程度①の力がついてきたと思ったならばすぐに早稲田の過去問を解くことをお勧めします。物事には順序があるので、今の自分の学力をよく分析して今やるべきことをやりましょう。

②の正確に選択肢を選ぶ力は半分以上過去問分析で何とかなります。大切なことは過去問分析をしながら実際に過去問を解いてひたすら経験を積むことです。どれだけ多く過去問を解き、分析してパターンを把握し、経験を積めるかがミソになっていきます。

遅くとも10月までには早稲田の過去問に入りたいところです。少し話はそれますが、現役と浪人の圧倒的差は②の部分でつきます。経験の差がものをいうからこそ時間がなく、ゆっくりと明治の対策をやっている暇はあまりないと思います。

極端な話、明治の過去問は①の力を鍛えるために利用するだけの話です。とはいえ、明治でも何にも対策をしないと当日パニックになるので、2~3年はしっかりと過去問分析をしてどんな問題が出るのかを把握しておくとよいと思います。

〇単語

早稲田の過去問を解いていて、そもそも単語が分からない、調べても単語帳に出てきていない、和訳を読んでも何言っているのかわからない、このような体験をした方、あるいはしている方は多いのではないでしょうか。

先ほども述べたように早稲田の長文は専門的だったり最新の話題だったりするゆえに、単語帳に載っていないような難しい英単語がかなり出てきます。もしその単語が長文においてキーワードだったりすると全体像がつかめないまま問題を解かなければいけないということもあると思います。

しかし、だからと言って「じゃあもっとレベルが高く載っている単語数の多い単語帳をやろう」と考えるのは、気持ちはわかりますが私はあまり効率的ではないと思います。

いちいち単語を深追いしていたら膨大な量の単語を覚えることになり、それはさすがにきりがないからです。そもそも語学において全ての単語を網羅しようなんて不可能な話だと思います。

わからない単語が出てくるからこそ、シス単・ターゲット・単語王など基本的な単語帳に載っている英単語は見たらすぐ意味が分かるまで最低限完璧にして入試に臨むべきです。

実際単語はわからなくても文の構造などで解けたりする問題がかなりあります。あとは、わからない単語をわからないなりにいかに問題中で処理するかを過去問分析しながら、作戦を考えます。

よって、ある程度分からない単語があることをあらかじめ心得たうえで過去問に取り組むのがよいと思います。一方、明治大学は単語に関しては早稲田に比べてそこまで難しいものは出なく、大体基礎的な単語で済むと思ってよいです。

(しかし、学部によっては経済・法などその分野に特化した専門用語が出る可能性は大いにあるので注意です)

もっと言うならば、難しい単語には注まで付けてくれている場合もありますので、まずは注がないかチェックしておいたほうがいいくらいです。

ただし、先ほども述べたように明治の場合は文量が多く、しかも基本的には満点を狙いに行きたいところなので、単語帳に載ってるものはすべて見たらすぐわかる状態(瞬間理解受信語彙力)でないといけません。

その点に関しては早稲田も明治も共通しています。まずは単語帳一冊完璧にしましょう。そうすれば早稲田も明治も十分に闘えると思います。

■国語

国語も大学によってかなり問題の傾向が異なりますが、個人的には国語に関しては明治と早稲田は割とそれが似ている印象を持ちました。

しかし、選択肢はやはり早稲田のほうが凝っているので、特に早稲田に関しては英語同様過去問分析が必要だと思います。

秋ぐらいまでに明治の問題を1、2ミスで解けるくらいに仕上がっていればあとは過去問分析をしながら早稲田の選択肢吟味に慣らしていけば受験当日も十分に戦えます。

私の場合、秋まであまり現代文が得意ではなく早稲田の過去問を解いてもいつもボロボロで、時間も足りていなかったので滑り止めの大学から過去問を解いていき、現代文における一般的な問題のパターンを把握し各パターンの対処方法を研究しました。

8~9割解けるようになったら次は明治、早稲田…と徐々にレベルを上げていきました。早稲田だけに限らず国語の場合、ある程度偏差値が取れているならあとは上位大学の問題に合わせて過去問分析を通じて実践していけばよいと思います。

■社会

三科目の中で一番わかりやすくレベルの差を感じるのは社会科目だと思います。私は日本史選択者だったので、今回は日本史について言及します。早稲田の日本史はかなり難問が多く出題され「こんなの知らないよ!」みたいな問題も割とあります。

しかし、必ずしもこのような超難問が解けなければ合格ができないわけではなく、基本的な問題が解ければ七割は超えると思います。基本的な問題には二パターンあります。

一つはオーソドックスな問い方でオーソドックスな答えを導く問題です。こういった問題は基礎の基礎になるので落とせないです。しっかりと完答できるようにしましょう。

二つ目のパターンはひねった問い方でオーソドックスな答えを導く問題です。この二つ目のパターンをいかに多く取るかで合否が決まってくると思います。

これは日本史だけではなく、早稲田の特徴ともいえると思いますが、早稲田の場合本来ならこういう問い方で出題するところを、あえて違う方面から、あえて裏から問う、みたいな出題が多いです。

問題を解くときに「なんだこれ?」ってなっても、いざ解答を確認すると「ああ答えこれだったのか」となることが多いということです。

ゆえに、早稲田の日本史の場合は一つの単語に対し、あらゆる角度から導けるように用語集や資料集を常に目を通して知識を蓄えておくのが良いと思います。

一方で、MARCHの問題はほとんどが上記の一つ目のパターン、あるいは誰も知らない超難問みたいな出題になってくると思います。そこまで裏をかくような問題はないので、基本事項を確認したいと思ったら英語同様まずMARCHの問題を用いて演習するとよいと思います。

参考書を用いて演習するのもいいと思いますが、それをするなら私は実際の問題に触れて鍛えていくほうがより効果的だと思います。

■取り組む時期

早稲田合格のために、それぞれ取り組むべき時期について話します。

〇英単語

高3になるまでにシスタンの1200がある程度わかる状態であればよいペースだと思います。そして高3の夏までに1200までの復習とラスト2000ぐらいまで網羅している状態であるのが理想です。あとは受験当日まで繰り返し復習して、パッと見て意味が分かる状態に仕上げていきます。

〇英文法

高3になるまでにVINTAGEなどの文法参考書を3周以上終わっていて文法に関しては大体網羅しているといえる状況ならいいペースだと思います。

そして、高3の春から夏にかけてセンター過去問やファイナル問題集などで抜けている知識を復習していくのが理想です。VINTAGEを五周もすればセンター英文法はある程度取れるようになると思います。

もし文法が過去問に出題されていなければ、センターの文法問題がほぼノーミスで解ける程度まで仕上げたらそれ以上のことは特にやらず長文に集中してよいと思います。もし出るようであるならば、夏休み中に全解説入試頻出標準問題1100などを用いてさらに知識を詰めていくのがいいと思います。

〇英語長文

高3の春ごろから、やっておきたい長文やマスター長文やセンター英語長文など一日一題毎日やり少しずつ長文演習をしていき、
・高3の夏までにセンター英語が7~8割が取れている
・センターの長文がすらすらと読めて基本全問正解できる程度まで仕上がっている
・MARCHの過去問が時間内に終わり6~7割取れる状態が理想です。

(私は毎日センター英語の過去問二年分やっていたら一か月半で90~120点をさまよっていたのが160点安定して取れるまでに成績が上がりました。長文に関しては特に継続は力なりです。)

秋から早稲田の過去問に入って過去問分析が始められればかなり良いペースです。

〇国語

古文や漢文の文法に関しては高2のあいだにある程度網羅しているのが理想です。高3の夏までによく復習しておきましょう。

古漢の文法の復習には日東駒専の過去問が最適だと思います。現古漢いずれも高3の夏までにセンター国語で(点数が多少安定していなくても)7~8割取れている、あるいはMARCHの過去問で8割程度取れる状態ならば十分かなと思います。

ある程度偏差値が取れているなら、「もっともっと偏差値を上げるぞ!」と意気込むよりかは、あとは秋から少しずつ過去問演習していき、早稲田の問題に合わせていけばいいと思います。

〇日本史

遅くとも高2の秋から本格的に始めていてほしいです。高3の夏までに通史を終えて、センター日本史が7~8割取れているならいいペースです。(この時期のマーク模試はまだ全範囲の出題ではないのでセンター過去問を基準にするといいと思います。)

秋以降MARCHの過去問演習をしながら抜けている知識を詰めたり、文化史など細かい部分を詰めたり、進めていきます。

それと同時に、早稲田の過去問を解き、自分の希望の学部で集中的にでる時代や分野について用語集や資料集などを用いてさらに深く掘り下げていきます。

■まとめ

早稲田が第一志望であるならば、MARCHや日東駒専の過去問は自分の知識の穴を発見するために用いたり、苦手な分野を演習して経験値を積むために用いたり、自分にまだ足りない部分を補うために使用すればいいと思います。正直、市販の問題集を買ってやるよりも実際の過去問を用いて演習をするほうが良い経験値を得ることができます。(インプットの場合は市販の参考書のほうが向いていますが。)

個人的には、もちろんMARCHはMARCHで対策をする必要があると思いますが、それは年明けの直前期に問題の傾向を改めて確認する・時間配分を練っておく程度でよいのではないのかなと思います。そこに時間を割くならば一年でも多く早稲田の過去問を解いて過去問分析をするほうがよっぽどいいのではないでしょうか。

とはいえ、先ほども言いましたが、物ごとには順序があります。あくまでここで書いたのは理想です。現実、多くの受験生が理想通りにいかないで苦労するものです。そのためにも、今自分がどの位置にいて、早稲田に合格するには何が足りないのか分析してください。できないところをできるようにすれば必ず成績は上がります。そのための勉強です。

どのレベルの大学の過去問をどのように解けば今自分が足りないところを補うことができるのか、自分の成績を分析し相談しながら勉強してみてください。この記事が少しでも参考になれば幸いです。
みなさま、頑張ってください!

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