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――そうだったんですか(笑)。サークルでは文学漬けの毎日だったようですが、勉強のほうはいかがでしたか?

私は教育学部の国語国文科だったんだけど、高校みたいに必修課目ばっかりだったの! もうね、全時代を隈なく必修でとらなきゃいけなくて。ただ、今、物書きになったことを思うと、それが自分の実になっている。私、志賀直哉とか近代文学を読むのが大嫌いで、死ぬ思いでレポートをやった覚えがあるんだけど、あの頃じゃないと絶対読んでないと思う。でも、あんまり授業に熱心になれなくて。単位落とさない程度にやればいいやみたいな感じでしたね。

――勉強よりもサークルだったんですね。では、早稲田での生活で今に繋がっていると感じることはありますか?

児童文学研究会で出会った人たちとは今も繋がっているかなぁ。いまだに一緒に遊んでいる人たちもいますし。あと、デビュー作の「空色勾玉」を出してくれた人が、そのときの仲間なので、早稲田にいなければ本当に人生が違っていたと思います。やっぱりこういう友達と出会えたのは早稲田のおかげかなぁ。

――それでは最後に、早大生へ一言お願いします。

そうね、私はサークル活動を頑張っちゃった人なんですけど、やっぱりそういうことって二度とできないことだと思う。職業に就いてしまうと、活用する人間の幅とか、会える顔ぶれがせばまっちゃうと思うので、ぜひ、全国から集まる様々な人と出会えるこの機会に、いろいろな方面で頑張ってください!

荻原規子

教育学部国語国文学科卒。 1988年に『空色勾玉』でデビュー以来、勾玉三部作や西の善き魔女シリーズ、『これは王国のかぎ』など多くの作品を出版。数々の賞を受賞し、児童文学作家として活躍している。