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早稲田リンクスワセトショ>本の紹介 荻原規子さん
   

ファンタジーって、乗っかれる人と乗っかれない人っているでしょう?

女性でもダメな人はダメだから、すごく好みが分かれるの。だから、ファンタジーとかにあまりなじみがないけど、ちょっと読んでみたいっていう人には「これは王国のかぎ」が一番入りやすいと思う。でも、ファンタジーにどっぷり入っている人は、むしろ勾玉三部作のほうが和風だから新鮮味を感じるんじゃないかなぁ。

それとはもう全然別に、ちょっとこうアニメ系オタク系の人は、「西の善き魔女」がいいんじゃないかな(笑)。

私ね、大学のときバイトをしたお金で、ユングの著作を買ったの。これは、私にとって大きいものだったかな。ファンタジーに関しては、読むにしても書くにしても、ユングは知っていないといけないって感じたから。 この前、アニメ化のせいでゲド戦記を再読したけれど、これだってユングの学説を踏まえたほうがわかってくることが多いのよ。知ったせいで色褪せることもあるとは思うけれど、やっぱり、神話とのリンクの仕方みたいなものを、ある程度精神分析学上でわかっていたほうが、ファンタジーを深く読むことができると思う。