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「映画のすべて マスターズ・オブ・シネマ」  ■  前期 土曜4限

映画映像関係者を多数輩出してきた早稲田大学がその人的ネットワークを生かし、映画監督“マスターズ・オブ・シネマ”を中心とした映画関係者を毎回の授業に招聘して直接指導を受ける授業。毎回ゲストに何故映画にかかわったか、どう映画に取り組むべきか、手法やエピソードなどを語ってもらう。各監督の具体的な作品を題材に、主題やモチーフ、そしてそれらを具体化させる映像技術や映像表現方法など、総合芸術としての映画を立体的に観る力をつけることを狙いとしている。










安藤 紘平(あんどうこうへい)
1944年 北京生まれ
パリ留学後、寺山修司主宰の劇団・天井桟敷に在籍。映像作家・TBSでの勤務を経て、現在、早大教授とともに、日本映画監督協会理事を務める。作品に、69年「オーマイマザー」(オーバーハウゼン国際映画祭入賞)、71年「息子達」(トノンレバン国際映画祭グランプリ)、94年「アインシュタインは黄昏の向こうからやってくる」(ハワイ国際映画祭銀賞)、98年「フェルメールの囁き」(モントルー国際映像祭グランプリ)など。





映画界の著名人を招いて行われる毎回超満員のマスターズオブシネマ(以下マスター)。今回はその担当教員である安藤紘平先生にお話を伺った。


―この授業を作ろうと思った経緯について教えてください

早稲田大学に映画の学部ってないじゃない。でも映画監督や脚本家には早稲田の人がすごく多い、変なところなんだ(笑)。だから、映画学部をつくろうかと思ったんだけども、映画監督の中に高校時代から監督を目指していた人はあまりいない。早稲田みたいな総合大学の中に、何らかの形で映画に興味を持ってる人たちがいて、そういう中から映画の監督が出てくるのかもしれないと思ったわけね。だから、ぼくは早稲田大学に映画学部を作る必要はないと思った。早大生全員が受けられるようにして、ある人は映画がただ好きになって、映画を映画館に見に来てくれればいい。ある人はもうちょっと進んで、自分が将来やりたいと思ったことと映画をうまく関連づけてくれればいいと思ったんだ。


―今年のゲストはどんな方がいらっしゃいるんでしょう?

結構いろんな方を呼んでます。山田(洋次・映画監督)さん、大林(信彦・映画監督)さんは今年も協力してくれます。映画で有名な南カリフォルニア大学の先生、犬童(一心・映画監督)くんや、らぢおの時間のカメラマンである高間(賢治)くんも出ます。岩井(俊二・映画監督)さんも早稲田で教えてくれるつもりがあるようだし、亀山(千広・プロデューサー)さん、三谷幸喜(脚本家)さん、柄本明(俳優)さんにも声をかけようと思っています。


―去年は公開講座(定員の受講者以外の人にも開放された講座。定員以外の人に単位は来ません)でしたが今年も公開になりますか?

はい、そのつもりです。毎年応募者が多いのでね。去年とはまた違う人が来るわけだから、去年とった人も楽しめるよ。一度この授業をとった人には、二度とっても単位はあげられないんだけれど、興味がある人は是非見に来てください。土曜日の4限です。同じ教室で12時ぐらいから、その方に関する映画や、その人が推薦する映画の上映も行っているのでそちらも是非。ちなみに、去年の授業の様子がDVD化され、オープン教育センターにおいてあります。