合格体験記Vol.41 |
■早稲田を目指した理由 自分の目標を叶えることができる最高の環境だと考えたから。 全国から本当に色んな人が集まって来て、その中に手本となる、尊敬できる人物と出会えるのが早稲田大学だから。 ■高1まで 元々、中高一貫校に在籍していたせいか、中3〜高1ぐらいは本当に中だるみして、遊んでばかりの生活でした。 この時期に勉強を続けていたら、自分の人生はもうちょっと胸を張れたものになっていたかもしれません。 しかし、友人と楽しい学校生活を送っていたことは間違いなかったと思います。 この時の学年の雰囲気には、大学受験なんて欠片も漂っていませんでした。 その為、自分がどの大学に通いたいか、ということに対して明確な目標を立てていなかった。 これが後々、受験シーズンに入ってから響いてくることになりました。 高1の段階で、早期に自らが志望する大学を決めるのも悪くないです。 〈志望校〉 漠然としていますが国立。ですが東大や京大は除外していたように覚えています。 〈成績〉 まあまあ。模試の成績は学年平均ぐらい。学校の成績より低かったですね。高1時点ではっきり自分の得意科目、不得意科目を認識していました。 ■高2まで かなりの科目で高校指導要領の範囲が終わり、受験を実感していきます。 部活や文化祭は最高学年として、楽しみつつも締めて後輩に引き継ぎをする時ですね。 勉強に関して、うちの高校は高2で文理選択を行います。 自分は文系を選び、その理由は安直で、社会科系科目が好きで理科系科目が苦手だったからです。 しかし友人は多少苦手でも自らの夢のために選択を行い、懸命に勉強していました。 この時期は実は将来の、受験に対して大きく関係していくことなので、もっと真剣に考えて結論を出してください。 その為の先生との進路相談も増えてくる頃合いですし。 高2では模試も多くなります。 まだ、無邪気に成績に一喜一憂していました。 ですが真面目に授業を受け、模試に取り組んでいました。 結果は学校の成績は高1とあまり変わらず。 どの科目でも手を抜いていなかったので安定していたようです。 逆に言えば、武器となる科目を持っていないということですが。 一方、模試は良い点数を取ることが増えます。 悪い時は悲惨。 大事なのは自分をしっかり持つことです。 「どうせ、俺は…」と言って模試を受けなかったり、学校の宿題をしなかったりする人がちらほら出てくるかもしれませんがあまり影響されると、いわゆる受験モードになるのが遅くなります。 志望校選びに重大な支障をきたします。 〈志望校〉 一応、一橋ですが地元の神戸大学や早慶を考慮に入れていました。文系の割に数学が苦手ではなかったので国立を優先。学部は経済系を志望。高2の終わりで未定なので比較的遅いですね。 〈成績〉 評定は良いです。上述の通り、酷い点数がついている科目は無し。普段から良い点を取るって大事なことかもしれません。模試が良い時もあるので先生に京大を勧められましたがアグレッシブでないので気が進まず。親には怒られる始末。 ■高3夏まで 受験モードということで受験勉強開始。 春先の模試は好調。 センター模試などで顕著な傾向ですが、春は、私立は公立に比べて成績が圧倒的に勝っているので当然といえば当然。 しかし、この期に及んで志望校が決まらず勉強が迷走していきます。 とりあえず7科目やるかな、みたいな感じですね。 何とか成績はキープ。 指定校推薦を使うことを検討し始めたのがこの時期です。 知ったのは高2冬ぐらい。 なんというか振り返ると受験の無知が甚だしい限りです。 受験に対するプレッシャーが今までとは段違いでした。 急に自分の学力に不安を覚え、高2まででもっと勉強すればよかったと後悔しました。 自分の思う学力と模試の成績が乖離して怖くなったのも理由の一つです。 親や担任は一般受験だと思っていたようです。 あまり心配されていなかったです。 当時の模試(かなり良い時です)。 第1回全統記述模試 英語 137/200 偏差値67.5 ?A?B 170/200 偏差値76.7 国語 112/200 偏差値66.5 世界史B 80/100 偏差値68.4 政治経済 74/100 偏差値72.7 ■高3夏~秋 迷走したまま、夏休みに突入。 そして指定校推薦先の一覧が貼り出されました。 この時自分に国立に行くという明確なビジョンが持てなかった為、気持ちは早稲田に傾いていました。 早稲田を知れば知るほど行きたいという気持ちが強くなっていたので早稲田を志望することを決めました。 遅すぎですね。 また、親とよく話し合い(というよりは諭されることも多かったのですが)、指定校を利用してもいいんじゃないかということになりました。 幸い評定は足りていたので、担任とも相談して政経の政治へ指定校推薦の出願をしました。 指定校を利用するには幾つかのステップがあります。 まず校内選考を行い、志望理由書を提出し、最終的に面接。 後日大学から通知が届きます。 学部によっては試験等もあるようです。 自分の場合決めるのが遅かったのでこれらの準備を早急にしなければなりませんでした。 結果としてバタバタしてしまい反省点が多かったので参考にして下さい。 まず当然ですが面接時の態度。 これは重要事項です。 面接時だけでなく校内選考の時に最重要視されます。 実際、校内選考時先生方から非常に注意を受けました。 指定校を考えている人は練習しておきましょう。 そして喋る内容も大切だと思います。 更に志望理由書は分かりやすく丁寧な字で書いて下さい。 それを基に質問されるので。 自分は担任と相談して何度も書き直ししました。 面接の練習も色々な先生に手伝ってもらいました。 後は礼儀がなっていれば合格します。 以下、本番当日の様子を少し。 11月下旬、一人で上京しホテル泊。 さすがに寝付けなかったです。 当日はとても緊張しました。 学部棟の中で順番に呼ばれて面接していきます。 中に入ると面接官が2人。 事前に準備した通り答えていきます。 が、緊張しすぎて何を話したか覚えていません。 特にアクシデントもなく恙なく終了しました。 意外とあっさりでした。 その後、12月中旬ぐらいに無事合格通知が来て安堵しました。 ■最後に 合格後も勉強は続けました。 英語力に不安があったので英検の勉強をして大学の講義に追い付けるようにと。 合格は終わりではなく、始まりにすぎません。 このことを強く意識しましょう。 受験によって、一歩先を見ることの大切さに気付かされました。 自分の場合、場当たり的に指定校推薦を使ってしまったのですが、指定校推薦を使う人も使わない人ももっと計画的に目標を立てましょう。 正直、ここまで来たのはただの運です。 そんなことがないように頑張って下さい。 親や担任に迷惑かけっ放しで心が痛かったです。 今回、こんな人もいるよということで書かせていただきました。 これまで真剣に頑張ってきましたし、全力で努力するということは絶対にあなたの力になります。 こんな拙い体験記ですが参考になると幸いです。 バックナンバーに戻る |