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2006/08/19
自称グルメの一般学生。推理小説が好きで、探偵に憧れている。丁寧な言葉の裏に、影が見えたり見えなかったり。実は腹黒なのか?
所長の部下の1人。……のはずだがついに1人歩きをし始めた。ガリガリ君を大量に消化した強靭な胃を持つが、果たしてわせ弁には通用するのだろうか。
所長の部下であり情報屋の卵。日々情報を得るため自慢の脚力を生かして走り回っている。でもそのわりにわせ弁のことは知らないらしい。恐らく知らなくて正解。
【第1話】
皆さんは、『わせだの弁当屋』というお弁当屋さんをご存知ですか?
私が初めてここの弁当と出会ったのは、この地に訪れて間もない春の頃でした。
先輩の「ワセダに来てわせ弁を食わぬ者早稲田人にあらず!!」
という言葉に惹かれて、初めて“わせ弁”というものを食べたのです source。
そのとき食べたお弁当。あぁ、あの日の記憶がまざまざと……。
食べて、びっくり。
これはなんなの!?
なんなのこの弁当は!!
もう、正直人生初の衝撃でした。
ニオイも独特、味も舌に残る油っぽさも量もすべて独特。他にはナイ。絶対。
このとき、場所はわからないけれど、「わせだの弁当屋」というお店の名前が、忘れようのない記憶とともにしっかりと私の胸に刻まれたのです。
あ。申し遅れました。
私は春子。自称グルメ、そして推理小説が好きな普通の学生です。
なんでいきなりこんな早稲田の人しかわからないであろうお弁当屋さんの話をしだしたかと言うと、偶然この「わせだの弁当屋」を発見してしまったからなんです。
黄色の屋根が目立つ、一見ごくごく普通の弁当屋。通称わせ弁。早大生御用達?
私の脳裏にあの日の衝撃が甦り、私はふっと、メニューに目を向けました。すると……
私「……え!?」
目を疑いました。そこにはなんと、81種類ものお弁当があったのです。
これが普通のお弁当屋さんならば、きっとメニュー豊富だな、で終わりだったでしょう。
でも違うんです。ここは、他の弁当屋とは色んな意味で一線を画しているんです。
私「おふくろ弁当……? ドカ弁? ……ってゆうか前抜って何!?」
見れば見るほど、私の中で、とある欲望が渦巻き大きくなっていきました。
私「ここのメニュー、一回誰かに全制覇してほしい!!!」
さすがに、自分じゃ食べる気にならない。でも制覇してみてほしい! 制覇させたい!
あぁ、誰か食べてくれないかしら……。
と、そのとき。
「すいませーん、ギョーカラひとつ」
ずいぶんと慣れた様子。さては、常連?
まあ! なんというベストタイミンッ!!!
頼み方がいかにも常連って感じ。この人、食べてくれないかしら……。
あれ、誰か後から来たわ。あっ一緒に行ってしまいそう、急いで声をかけなきゃ!!
私「あ、あのっすみません!! 突然ながら折り入って話があるんですがっ」
王子「んん? あ、哀愁さん、ストップです! なんか呼ばれてます」
哀愁「なんだ、王子。わせ弁が冷める」
私「哀愁さんに、王子さんとおっしゃるんですね……。あ、私は、春子って言います。あの、哀愁さんって、よくここのお弁当を買われるんですか?」
哀愁「まあ、結構来るな。立地良いし」
王子「そうなんですか! 僕ここの弁当食べたことないですよ」
食べたことがない方に頼むのは忍びないわね。でも、哀愁さんなら……。
私「……哀愁さん、お願いです! 私、どうしてもここのメニューを制覇してみたいんです! そこで、食べてくださる方を探していて……。お力を貸していただけませんか?」
王子「制覇……。食べ尽くすってことですか? 哀愁さんにぴったりじゃないですか!」
私「え?」
王子さんに詳しく話を聞かせてもらったら、なんと哀愁さんは探偵で、コンビニのガリガリ君を食べ尽くしたんですって! すごいわ!
私「なら、いいじゃないですか! ガリガリ君に続いてわせ弁も!!」
哀愁「いいけど、別に……。でもなんでこういうのばかりなんだ」
なんか哀愁さんがぼやいてるけど、そんなこと知らない、知らない。
いいって言ったんだからやってもらうわ!
私「でも、1人ではさすがにキツイですよね。倒れられたら代わりきかないし……。あと何人か欲しいなぁ……」
「すいませーん。ナスカラ」
「あとマツリー」
「ナスカラー」 「マツリー」
いた。
哀愁「……あの人達でいいんじゃないですか」
私「そうですね。あの! すみませーん!」
ナスカラの方「は、はい!?」
マツリの方「なんですか?」
私「突然ながら、お願いがあるんです……」
お話をさせていただいたら、ナスカラってお弁当を頼まれた方が東城さん、マツリというお弁当を頼まれた方が渡会さんとおっしゃって、お2人とも「早稲田祭2006」運営スタッフ(略して運スタ)なんですって。運スタの中でも、お2人はかなりのわせ弁ユーザーだそう。そんなお2人ですから、私のお願いも快く引き受けてくださいました!
東城「わせ弁にはお世話になってるしねー」
渡会「なんか面白そうだし」
東城「どーせだから佐藤も参加させようよ」
渡会「ははは! そうだなー、嫌だって言ってもやらせよう
私「佐藤さんっていう方がいらっしゃるんですか??」
東城「一見すげー食べそうだけど実は一番食えないっていうね(笑)」
渡会「あいつ少食だよなぁ」
私「え……。大丈夫ですか」
東城「大丈夫、大丈夫。あいつフライ大好きだから
渡会「ま、1日1食とかなら余裕でしょ」
私「きっと皆さんなら3食でも余裕ですよ!」
渡会「ははは、何言ってるんですか」
まあとにかく、こうして、今回調査に協力してくださる方が揃ったんです!
まだ見ぬ佐藤さんを入れて4人、うん、いい感じに食べ尽くせそうね!
これから始まる調査に期待を膨らませ、私は3人と一緒に歩きだしたのでした。
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調査開始。
ここから私の調査が始まるのです! うーん、わくわくするわ!
今回調査に協力してくださる皆様。
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調査初日、午前10時。
いつもなら寝ているところだけど、今日は特別。新学生会館で皆様をお待ちします。
今から、これからの調査のため皆様のメニュー分担を決める事前会議を行なうんです。
哀愁さん、東城さん、渡会さんが続々と現れる中、一向に姿を見せない佐藤さん……。
東城「あいつ電話出ない!」
渡会「もう先決めちゃお」
私「佐藤さん……これからの運命を決める重要な会議に遅れるなんて!」
王子「いや、運命を決めるって! まあ確かに良いメニュー取られちゃいますけどそんな、そんな重要でも……」
王子さん、なんて能天気なことを! 重要に決まってるじゃない!
王子「あの、ところでコレ、どうやってメニュー決めるんですか」
私「えーと、メニュー見て皆で話し合いながら、この献立表に書き込んでいって決めます」
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王子「どれどれ……」
東城「……」
渡会「……」
哀愁「……」
全員「……え!?」
東城「(……これって1週間3食全部わせ弁食えってことか!?)」
渡会「(いや、それはないだろう! いやいやいやいや……)」
哀愁「(あの女、何考えてんだ! 殺す気か!)」
王子「(運命を決めるって、そうゆうことだったんですね……。恐ろしい……)」
私「……? 何か?」
全員「いやっ何もっっ!」
王子「あの、でも、何で1週間なんですか……?」
私「え? だって、4人×3食×7日で84食、メニューは81種類だからいい感じに制覇できるし! それに、どうせ制覇するんなら短期間でいきましょうよ。男でしょあなた達」
全員「(……な、何も言えない……!!)」
あら? 皆黙っちゃったわ。
ともかく、献立表を1人ずつ手渡しいよいよメニュー決め開始!
東城「あ、佐藤さあ、寝坊して今起きたって」
哀愁「えっ」
渡会「あいつ……」
東城「もう勝手に決めよう。こっちで」
渡会「もうキツイ奴全部あいつんとこ入れちゃおうよ」
王子「うわぁぁぁ、ひどい……」
何しろこれから1週間分の食事が朝昼夜すべて縛られるということで、
皆真剣にメニューとにらめっこ。
東城「カレーの使い方が命だな」
渡会「そうだねー。じゃあ俺この日ビーフカレーもらうわ」
哀愁「じゃあカツカレーください」
本気です。予定も見てちゃんと決めます。そしてそこに佐藤さんはいない……。
王子「あの、佐藤さんは……?」
東城「あ? あぁ、あいつはもうイカフライでいいよ」
渡会「ははは! あいつフライ好きだからなぁー」
東城「そうそう。俺あいつにフライ食べさせてあげたい」
渡会「じゃあこの日あいつイカフライ・シーフードフライ・エビフライで良くね?」
哀愁「海の日ですね」
全員「ははははは!!!」
そんなこんなでメニューが完成!! これ結構キツイかも、なんて皆様一抹の不安が胸をよぎってらっしゃるみたい。ま、私は食べないからそんな不安は微塵もないんですけどね。
出来上がった皆さんのメニューは以下の通り。
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皆かなり考えられたメニューです!……佐藤さんの以外。
11:45、佐藤さん、遅ればせながら到着。
事態の深刻さにまったく気がついていない佐藤さん。
佐藤「遅れたんで皆さんに差し入れでコーラ買って来ました」
東城「お前、今からわせ弁食べるのにコーラとかどんだけストイックなんだよ! お腹に溜まるだろうが! 飲み物くらいウーロン茶とか油分解しそうなもん飲ませろよ!」
11:48、佐藤さん驚愕のメニューとご対面。
佐藤「え!? 1週間3食全部わせ弁なんですか!? てゆうかコレめっちゃキツいじゃないですか! オレのだけ異様にキツくないですか!?」
渡会「いや、皆キツいよ。気のせい気のせい」
12:00、いよいよわせ弁へ!
12:05、「これから1週間毎日来るんでよろしくお願いします!」 皆でご挨拶。
哀愁さん、率先して注文。「ギョーカラ大盛りましましで」
王子「えっ大盛りましましって何ですか?」
哀愁「大盛りは飯が増えるんだ。ましで唐揚が増える。ましましはましより更に増える」
王子「え! そんな唐揚増やしたりして大丈夫なんですか!?」
哀愁「いや、わせ弁で大盛りましましは当たり前だ。わせ弁イコールましましだ!」
私「へぇ、そうなんですか。と、いうことは、もちろん皆さんも大盛りましましですよね?」
東城「え!?」
私「すみませーん! 唐揚、ドカ弁、まいたけハンバーグ大盛りましましで!」
運スタ陣+王子「(……こ、この女……!!)」
12:20、輪になり、記念すべき最初の1食を前に「いただきます」
弁当を空け、唐揚弁当大盛りましましのましっぷりに東城さん驚愕。
東城「あれ!? 唐揚異常に多くない!? えっ、ましましってこんな多かったっけ!?」
王子「う、うわ……。なんて存在感なんだ……」
白飯に侵食する唐揚達。ふた閉まりません。閉まるワケありません。
王子「あ、哀愁さん、それギョーザですか……?」
哀愁「これはギョーカラ。ギョーザと唐揚という黄金コンビだ」
王子「な、な、なんで餃子が揚げてあるんだ!!!」
ギョーカラ。なぜか餃子は揚げてある。
でもまだ初日とあって、皆順調に食していきます。
哀愁「普通にうまい!」
渡会「うん、今日はまだうまい。でもこれからキツくなってくのかなぁ……。はぁ」
うんうん、良いペース良いペース。 が……
12:26、東城さんの手が一瞬止まる。苦笑。
もう早くもキツくなってきた……。
12:29、佐藤さん完全に箸を置く。ウーロン茶片手にため息。
はぁ……。
12:31、東城さんどこかへ。
あれ!? いない!?
渡会「……疑惑の時間だな」
12:33、東城さんが留守のうちに哀愁さん、渡会さん完食。
ごっつぉさんです! でもまだあと約20食。
12:36、東城さん帰還。皆から疑いの目を向けられる。
渡会「お前出しただろ」
私「東城さん……それはないですよ。もう1回食べていただきますよ」
東城「いや、出してない! 出してないって!」
疑惑の時間……?
12:40、「やばい!」。佐藤さんが突然立ち上がり皆びっくり。
やばい!
佐藤「やばい……。やばいです、もう入らない……。運動してきていいですか」
渡会「お前絶対出すだろ! いいから座れ! 全部食え!」
佐藤「出さないですって! 運動行くだけですから! 消費! 消費!」
もちろん許されるわけもなく、座って必死で弁当をかき込む佐藤さん。勢いで完食。
なんだ、やればできるんじゃない。
12:42、東城さん完食! その後、だるだるの時間を過ごす。
皆ぐったり。食事ってエネルギー補給のためにするもんじゃなかったですっけ?
13:00、また明日会う約束をし、別れる。
皆の疲れっぷりに、ちょっとだけ不安を覚えてしまうわ。やっぱり、大盛りましましにしたのはまずかったかしら? でもなんだかんだで皆ちゃんと食べたから大丈夫よね。
それにしても、本当にわせ弁って面白い。1食でこんなに人の胃を満たすことができるなんて驚きよね。4人の背中を見送りながら、私は満足感に溢れていたのでした☆
ちなみに、王子さんから聞いた話だと、夜哀愁さんは友人がファミレスでドリアを食べる中、1人わせ弁を食べてくれたんですって。本当、素敵!
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2日目。
皆の予定が合わなくて、夜までは各自自由に食べていただくことにしました。
また王子さんから話を聞いたら、哀愁さんは今日もなぜか大盛りましましでなんと2個連続で食べたんですって! 素敵だけど、ちょっと胃袋を疑ってしまうわ。人間の胃なの?
22:05、わせ弁前で皆様と合流。なぜか東城さんは苦い顔。どうしたのかしら?
東城「今日何個食った?」
哀愁「2個ですね」
渡会「オレも2個。16時くらいに1個食って、1時間前に1個食った」br>
東城「マジか〜……。俺まだあと2個残ってんだよ……」
あーきついなー! 皆がそうリアクションする中、1人無表情の佐藤さん。
佐藤「俺今日まだひとつも食ってないんすよ……」
……え!?
22:25、佐藤さんの口から衝撃の告白。
東城「お前まだひとつも食ってないの!?」
佐藤「俺あと3個っすよ」
東城「はははははは!!!」
渡会「メニューは?」
佐藤「ギョーザ弁当、中華弁当、スポーツ弁当です」
東城&渡会「重いな!!!!!!」
王子「スポーツ……? あ、この写真の奴か。うわっ重そう……!!」
スポーツ弁当。とにかく色々ぶちこんでみました、って感じです。
私「まぁ、こんなところにも唐揚が! キツそうだわぁ。頑張ってくださいねぇー」
佐藤「……」
まさかの「3つ食い」に早くも挑戦することとなった佐藤さんをひとしきり爆笑したあと、皆でわせ弁を購入。
佐藤「400円超えはやばいニオイがする……。絶対量多いよ……うわぁあ」
22:34、哀愁さんは大盛りましまし、プラス惣菜。運スタ陣から思わず「強ぇ」の声。さすが! そして佐藤さんの袋には3つの弁当……。
22:37、弁当片手に、食べる場所探し。
渡会「俺もうすでにわせ弁の前のニオイかぐのも嫌だわ……」
まあ、一体何を言ってるのかしら。まだまだ始まったばかりなのに。
22:47、皆で「いただきます」。佐藤さんはのっけからすごいスピード! すごい!
渡会「お前いいペースだな!」
すごい勢いです!
22:50、佐藤さん1つめ完食! いい調子! でも、2つめを見てため息。
私「大丈夫ですか? まさか食べられないなんてことないですよね? ね?」
佐藤「は、はいっ全然いけます。大丈夫です。ごふっ」
王子「は、春子さん……」
そしてその横では黙々と東城さんがパワー弁当を食べてらっしゃいます。
東城「これ案外多い……」
私「今更お気づきになられたの? 容器の大きさが量を物語ってるじゃないですか」
パワー弁当。器がでかいです、器が!
22:53、東城さんパワー弁当完食! 次に待つのはうなぎS(シングル)!
東城「うなぎうめぇ!」
うなぎうめーーー!
22:57、佐藤さん2つめ完食。3つめへ。もはや拷問にしか見えない……。
23:00、佐藤さんの箸を進めるスピードが激減。
一方、隣では哀愁さんと渡会さんが楽々と余裕の完食を遂げている。
佐藤さん思わず目に憎しみが。
殺意。
23:04、東城さんも地味にキテる様子。佐藤さんはもう本格的にやばそう。
ちゃんと食べずにためるからこういうことになるのよ。
見てる分には面白いからいいけど。
23:07、ついに佐藤さん限界へ。弁当を箸でつつき始めちゃいました。
つついても弁当は減らないよ。
一方東城さんはうなぎSを完食! あとは笑いながら佐藤さんを見守るのみ!
23:08、佐藤さんが手づかみで唐揚を食べだす。
ああ、目の前で1人の男が壊れていく……。
見かねた渡会さん、「これってヘルプありですか?」
私「本人のプライドが許すのであれば結構ですよ」
佐藤「……」
2秒の間。
佐藤「助けてください」
全員「プライド、無っ!!!」
東城「まあでもな、助けるとか、ないだろ。1人で頑張れや」
佐藤「……」
23:09、あら? 佐藤さん試合放棄しちゃったわ!
無理なもんは無理っす……。
わせ弁を片付けだした佐藤さんにブーイングの嵐が。
私「え、やめちゃうんですか。信じられない!」
東城「お前それないわー」
王子「皆ちゃんと食べたのに……」
渡会「おいおいおい」
哀愁「……(冷たい視線)」
佐藤「食えないもんは食えないんだよ!!!」
本日最大の名言! あまりの必死さに全員爆笑。
23:40、佐藤さんは結局残りを持ち帰って食べることになり、お別れをしました。
どこか重いその足取りに、一瞬ちくりと心が痛む……。
でも、皆やるって言ったもの。言ったからには絶対にすべて食べきらせてやるわ。
まだ2日目。
あなたたちの苦悩はきっとここからが本番。でも、もう遅いわよ。
いくら苦しそうでもキツくても、地の果てまで追いかけて弁当を食わせてやる!
すべては私の自己満のために!
まだまだ、わせ弁制覇への道は始まったばかりなのよ……。
まだまだ、わせ弁の日々は終わらない……。
続く!
【次回予告】
2話では、男たちがあの手この手でわせ弁に挑む!
次回の公開は8/26です、お楽しみに!
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