――三浦さんの趣味は何ですか?
漫画を読むことです。小さい頃から好きで、これからもずっと好きだと思います。漫画家になりたいと思ったときもありましたが、絵を描いた瞬間に諦めました。描けるか描けないかってすぐ分かるじゃないですか。同じ顔をいくつも描くのって奇跡(笑)。漫画って難しいなぁって。読むほうがいいですね。
――それでは、大学生の頃から小説家を目指していたのでしょうか?
いいえ、 漫画と同じくらい本も好きなのですが、自分で書こうとは思っていませんでしたね。むしろ編集者になりたかったので、就職活動をしていたんです。でも「あなたは会社に就職するよりも自分で書いた方がいいと思うよ」と、ある出版社の面接で編集者に言われて。その人が、いまは著作権エージェントのボイルドエッグズをやっている村上達朗さんです。で、大学卒業後にフリーターをしながら、ぼちぼちと小説を書きました。デビュー作『格闘する者に○』の主人公は出版社にことごとく落ち続ける女子大生ですが、この本は就職活動中の実体験を元にしています。
――そうだったんですね。三浦さんはどのような大学生活を過ごしていたのでしょうか?
あまり文キャンから出ませんでした。たまに外に出ても行くのは……漫画喫茶(笑)。あとはお酒が好きで、一人暮らしの友達の家や「一休」でよく飲んでいました。映画サークルに入っていたのですが、サークルにおける映画製作の戦力にはなれてなかったです。私はあまり協調性がないので、みんなで協力して撮影する映画製作には向いてなかったんです。映画を作りたくて早稲田に入って、映画演劇専修だったのに(笑)。でも、授業は真面目に出ていましたよ。伝統芸能の実地調査の授業が面白かったです。