vol.32 始めは、好きじゃなくても

2016年11月19日

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将来の夢は? こんな質問を今まで何度されたことだろうか。よく聞かれることなのに、明確な答えを持っている人は少ない。しかし、好きなことでなければ「夢」と言ってはいけないなんて決まりはない。2017年に10周年を迎えるロックバンドSuG。今年行われたツアーファイナルで、初となる武道館公演の開催を宣言した。ボーカルである武瑠さんは、何もやりたいことがなかったから始めた音楽が、ずっと続けていくなかで夢になったと語った。今回は、夢の持ち方や挑戦の原動力について武瑠さんにお話を伺った。

武瑠(たける)
ロックバンドSuGのボーカル。ほとんどの楽曲の作詞を手がけ、作曲にも関わる。MVのアートワークや衣装デザインも自身で行っている。
活動の幅は広く、映画『少女椿』(2016)出演、映画監督としては山形国際ムービーフェスティバルでアーティストシネマ賞を受賞。また、ブランドmillion$orchestraでデザイナーも務める。

SuG(さぐ)
2007年、武瑠、masato、yujiを中心に結成。その後Chiyuとshinpeiが加わり、現在の5人組ロックバンドとなった。バンド名は黒人のスラングで、周りの意見を気にせずに自分の思った通りに進む人達という意味のthugをアレンジしたもの。稲川淳二やももいろクローバーZとの対バンも行っている。来年2017年、初の武道館公演を開催することを発表した。
オフィシャルHP:https://sug-web.jp



――本日はよろしくお願いします。今年のツアーファイルで、やりたいことがなくて音楽を始めたとおっしゃっていましたが、新しいことを始めようと思ったきっかけを教えてください。



高校1年生の頃、学校に行って、アルバイトをしてというありきたりな生活にあまり価値を見出せなかったんです。そんなとき初めて武道館にHYDEさんのライブを見に行きました。普通なら武道館の舞台に立って歌っている人を見て「ああいう風になりたい」と思うのかもしれないですけど、俺は「あの景色を知らないな」と思いました。知らないことがあるのにつまらないと言って日々を過ごすのは違うなと思って、なにかおもしろいことを探そうと一歩踏み出しましたね。なので、音楽に憧れてという感じではなかったです。



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